シャツの楽しさにハマり気味?なMさんです。
今回のオーダーには目的があって、その日のためにと
ご相談を受け、提案させて頂いたシャツからお選び頂きました。
◎後日談:Mさんから「成功でした!」と言って頂き、僕の喜びもひとしお♪


余談ですが
Mさんのフィッティングはかなり難しく、
これをパーフェクトに実現できる、この物づくり環境は貴重です。


元気で縫い続けて下さい。
以前の取材模様はこちらです → 2009年2月3日『シャツ工房』



今回の旅は、ほんっと色々ありまして、、こんなトラブル続きは初めて!
無事に帰国して思うのは、それも良い想い出かなと。
ハイライト?だけ先にお伝えしますね!

◎ローマ(靴/Perticone
 2011年から僕の靴を作って頂くようになった吉本氏の工房を訪問。
 週明けから、新工房に引越しされるそうです。


◎フィレンツェ(洋服)
 宮平君のSartoria Corcosでお世話になっていたマイスターファクトリーの卒業生を訪問。
 今後の方向性についての話をウダウダと、、多分、次はナポリかな(笑。
 ナポリの方が性格的にも物作り的にも向いていると思う(爆。


◎ミラノ(洋服/Sartoria Cresent)
 2005年からミラノに渡り、2010年に最初の1着目を作ってもらった河合君の工房を訪問。


◎ミラノ(シャツ/Turri)
 初訪問。北イタリアらしい洗練された美しいシャツを作る工房を訪問。


◎ビエッラ(機屋/CanonicoとC.BARBERA)
 ボローニャにあるドラッパーズのロッリさんのお手配で機屋さん2件を訪問。

Vitale Barberis Canonicoを訪問

莫大な量のアーカイブ


C.BARBERAを訪問
工場の全景

コラード バルベラ氏(3代目社長)


◎観光(ローマ近郊の町とリビエラ海岸)
 週末を利用して、ローマ近郊の中世の町と、リビエラ海岸沿いの幾つかの町を訪れる。

チヴィタ ディ バニョレージョ


オルヴィエート


サンタ・マルゲリータ・リグレ から リヴィエラ海岸沿いをジェノバへと向かう。


晴れていたら、どれだけ感動的な景色だったろうと思うと、少し残念。


ポルトフィーノからサンタ・マルゲリータ・リグレに戻ってきたところ。


詳しくは、追々ご紹介させて頂きます!



お客様各位

3月3日~12日までイタリア出張のため、
接客担当である柳瀬(YANASE)が不在となります。

技術担当の水野は店舗におりますが、
9~11日は技術研修のため、店舗は休業させて頂きます。

電 話:06-6345‐8708
メール:salon@masseattura.com
ご来店:大阪市北区梅田2-5-25ハービス大阪2F

頂いた皆さまには、
3月13日以降、接客担当より順次ご連絡させて頂きます。
皆さまには、大変ご迷惑をお掛けすることになり申し訳ございません。

出張の内容は
帰国後、またこの場で報告させて頂きますね!

マッセアトゥーラ 柳瀬



先日ご紹介させて頂いたKさんの本生地での仮縫風景です。


ごゆっくり、ご確認お願いします。
慌てて見ると、あとから気になる部分が出てきますから、、




ついに完成しました
Kさん、お待たせいたしました!!


しっかり湯通しをして良かったです。
ほとんど洗濯レベルです(笑。


着れば着るほど、
どんどん馴染んで身体に寄り添ってきますよ。


腰のふくらみも良い感じです。
最後に、左右の袖丈を合わせて完成です。
Kさん、末永くご愛用頂けますよう願っております。
長らくお付き合いを頂きまして、本当にありがとうございました!




お母様のお洋服も作らせて頂いているGさんのスカートスーツ。
この春、ご就職される際のプレゼントとして、お嬢様にオーダー下さいました。
力強さが感じられるジャケットに対して、スカートはふんわりした造形を組み合わせています。
力強さを表現したジャケットですが、
若さを表現するために着丈を少し短く、ショート丈とレギュラー丈の中間を狙いました。

シーチングで、ほぼ方向性が決まりましたので、
イタリアから取り寄せておいた実際の生地で、今から仮縫に入ります。
Gさん、本日は長らくお付き合い頂き、有難うございました!




昨日と今日(2018年1月23日と24日)は、
ミラノのサルトリアクレセントのトランクショー(オーダー会)でした。
オーダーやお渡し、仮縫、またご見学にお越し頂いた皆さま、有難うございました。
撮らせて頂いたお写真の中から、数点ご紹介させて頂きます。

HARRISONS of EDINBURGH の
P&B UNIVERSAL(465g)から生地をお選びいただいたMさん。
エレガントで、すっきりしたウエストシェイプですね。


袖を外して、肩周りの納まりを確認させて頂きます。


パンツも、ほぼ綺麗に落ち着いています。
手縫仕立との相性は抜群な生地で、完成が楽しみです!


EUROTEX の Professional/Dead Stock(370g)から
しっとりと落ち着いたピンヘッドの柔らかなブルー地をお選びいただいたMさん。
着込むほどに馴染み、愛着がわいてくる(育つ)服は、仕立との相性も抜群で、とても楽しみです。


上のMさんがお選び下さったハリソンズにも共通する特徴ですが、
このように打ち込みのしっかりした、それでいてしなやかで上質な英国服地は、
最近では織られる事が少なく、滅多に見なくなりました。


Loro Piana の Summer Tasmanian(230g)から
軽くてラグジュアリーな
ソラーロ(ブラウン*パープル)のヘリンボーン地をお選びいただいたNさん。


背中を丸く包み込み、そこからウエスト~ヒップに至るグラマラスな造形が、
何とも喩えようのない美しさを見せてくれています。
こちらも、完成がとても愉しみです。


お写真を快く撮らせて頂いた皆さま
ありがとうございました!



濃紺に、ブルーグレーのインナーを合わせた Art.2937 です。
少し小振りなサイズが、仕事をされていない感を漂わせていて良い感じです(爆。
Kさん失礼しました(汗。褒めてるんですからね!!


縫糸を黒にしてあるので、濃紺の糸を使うより、
良い意味でステッチが浮かび上がらずに、良い雰囲気に仕上がりました。
その辺り、Kさんのセンスが光ります!


右側は、非継続品番モデル、
2コンパートメントで薄手の「サックアデペッシュ」タイプ、10年選手です。
現ラインナップはとても少ないチェレリーニですが、
近日中に新モデルが発表されます!?




15年来お付き合い下さっているKさんから、
大切なご学友であるKさん(通常3~5号サイズ)をご紹介頂きました。

転職を機にスーツをオーダーしてみたいと仰るKさんは
スカートスーツだけでなく、パンツスーツの場面も想定されています。

スカートとパンツ両方にフィットする
大人の女性を意識させるジャケットをイメージさせて頂き、
ヒップがほぼ隠れるジャケットに、キリッとしたシーンではパンツを組み合わせます。


逆に、女性らしさが求められるシーンでは
スカートはフレアにしつつ、キリッとした標準丈のジャケットで抑えます。


着丈は長くマニュッシュですが
随所に丸み(柔らかさ)を感じられるよう、
エレガントなカッティングラインのジャケットとなっています。




先日、仮縫のための仮縫を終えたジャケットですが、
今度は本番の生地で仮縫をさせて頂きました。

この生地は、マッセアトゥーラがスタートした頃(1999年)に手に入れた生地です。
その時点で、織られてから既に20年は経過していたそうですから、
少なくとも40年以上も前に織られた事になります。

コンポジションは、リネン*シルク*ウールの3者混ですが、
最近、多く見かけるようになった3者混と
全くの別物で、シッカリした英国らしい風合いです。


ギシギシとした生地感は、麻(リネン)とシルクのせいかとも思ったのですが、
ブラシをかけると、けっこうな量の埃が出てきましたので、
湯のしでなく、『湯通し』してみました。
案の定、お湯が真っ黒に!

糊が抜けたせいもあると思いますが、
しなやかなでコシがある「ふんわり」感を取り戻しました!
おまけに底艶感も復活したせいか、生地の美しいドレープ感を感じさせてくれます。

仕立てた後に糊を落とそうとしても
水溶性である糊は、石油系の溶剤を使うドライではほとんど落ちません。
お湯に浸け置いたおかげで、気分もサッパリしたと同時に軽やかなジャケットになりそうです!
Kさん、楽しみにしていて下さいね!僕もとっても楽しみです!!