オーダー下さった皆さま、ブログをご覧頂いた皆さま、
取引先の皆さま!お世話になり本当にありがとうございました!

今年はなかなかブログを更新できず
ご心配をお掛けしたようでホントにごめんなさい。
報告しなければならないネタがとても多すぎて放置してました汗。
ご来店いただいている皆さまは、ご存知なんですけどね、、
ブログ読者の皆さまには申し訳ありませんでした。

それでは皆さま、素敵な新年をお迎え下さい!!

年始は、4日11:00~
1月1日~3日までお休みを頂きます。
申し訳ありませんが、この間メールの対応は出来ません。

お電話は1年365日大丈夫です笑。
店舗)06-6345-8708(携帯に転送になります!)



30年着るためのジャケット。
体型変化にも対応するよう、若干ゆったり目で。
フロントも逃がさない方がお好みとのことで、前身は真っ直ぐ落としました。
Nさんのお好みに近付けたでしょうか。

それでも、余りにゆったりだと、
気が緩んで、どんどんいっちゃう可能性があるので(笑、
ほどほどに留めたのですが、この完成を仮縫時にどこまでイメージして頂けたか、、
着るほどに、どんどん毛芯が馴染んできますから楽しみです。
Nさん、長らくお付き合い頂き、感謝いたします。
お手入れ等、末永くお付き合い
宜しくお願いします。

年内のお渡しは、Nさんで最後となりました。
Nさん、この服で初詣行って下さいね。

本日で営業は終了させて頂きます。
オーダー頂いた皆さま、ご来店頂いた皆さま、本当に有難うございました。
明日は年内に済まさなければならない業務と大掃除をします。散らかりっ放なしで申し訳ありませんでした。



イタリアのSchmitz&Lombard が
スコットランドのミル(機屋)に別注した生地です。
クラシックでいて洗練された雰囲気が漂っている生地で、個人的には、
出したくなかった生地の1つです(笑。生地が好きなので、特にジャケット地には、
そんな思いで仕入れた生地が多いです(大笑。いえいえWさん、いつもありがとうございます!
Wさんは元同業のプロ、大手商社で生地を手掛けられていました。


Schmitz&Lombard と同じように、他国のミルに織布を頼むケースは多いです。
フランスのDormeuilが英国のミルで生地を織ってもらったり、
ベルギーのScabalが英国のミルで織ってもらったり、
産業革命が起こった英国の職布は有名です。

最近では日本にも
パリの某メゾンやアメリカ、イタリアから職布依頼が入りますから、
英国とかイタリアとか、国単位ではなく、
得意とする技術に応じてミル単位で職布依頼が行われます。

まぁ、バブル期を代表するGAでも、
複雑なテキスタイルデザインは日本で織布されていましたから、
今に始まった事ではありません。でも最近、特にこの傾向が強くなっていると思います。
話はそれましたが、Wさん、いつもありがとうございます。




新しくて古い、古くて新しい柄。
見る角度によって柄が立体的に違って見えます。
今までの単純なジャガード模様とは明らかに違って、丸で3D。
非常にデザイン性が高く、その斬新さと美しさは80年代の生地を彷彿とさせます。
そういうと、この時代を知っている人はイメージして頂けると思います(笑。


80年代の象徴であったビッグショルダー・ワイドラペル・ロング丈ではありませんが、
生地だけでも、贅沢な雰囲気を感じさせてくれますね。

このスーツをご注文下さったIさんも、その時代を経験された世代ですし、
前回ご注文主下さったIさんも同世代というのは偶然?(笑

ファッションは繰り返すと云いますが、
バブル世代は、今の若者たちののファッションを見て
すでに爺的な言葉を発してしまうんでしょうね、「昔に流行った」と(汗。
この「昔」という言葉が出てきたら、要注意ですよね(苦笑。




ウールコットンのパンツに合わせられる
カシミアコットンのシャツは、どちらも起毛素材です。
パンツはゆとりのある2タックで、シャツも優雅なシルエットです。

画像で見ると若干ですが色の濃淡があり、
グラデーションに見えますが、実物はほぼワントーンです。
パンツは低速織機で織られ、シャツと共にしなやかなでドレープ豊かな生地です。
Jさんは、この上下にライトグレースエードの外羽根プレントゥを合わせられ、コートは多分、、
グレイのムートンコートだと思います。多分(笑。

ご自身のワードローブを入れ替え組み換えフル活用される為に必要なアイテムをオーダーする。
今まで、ありとあらゆる洋服を着倒してこられた方に多いパターンです。
だからこそシンプルですが、個性となって個人を現す。

Jさんのワードローブには、
10年以上前に購入された洋服と、今の洋服が混在しています。
どれも、時代を超えて輝き続けるアイテムばかり。
それらを、時代に応じた色の組み替えや
素材の組み替えがなされる。
それも無意識に。

素材感、シルエット感、色調、そしてご本人の個性、
すべてが絶妙に融合した、真似をしようとしてもできない空気感。
普遍性に時代性が注ぎ込まれ、さらに個性が加わって完成されるコーディネートです。

ここまで行き着くには、時間もお金も必要ですが、
それより何より、普段から何を見ているか、
洋服以外、総てにおいて感性を研ぎ澄まさないと、この域には達せないと思います。
イタリア人がファッションに強いのと同じ理屈だと思います。
イタリア人が普段から何を見て生活しているか。
ルネサンスの国、『Vivaイタリア!』




イタリア語で「かわいい!」を意味するカリーノ♪
合わせるベストは、目立ち過ぎないよう引き締め効果?狙いました(笑。


ジャケットの裏地と、
ベストの背裏だけお揃いで統一感♪
Dさんのキャラにピッタリの1着に仕上がりました。
シルエットはぴったぴたで、Dさんのマッチョな肉体をデフォルメ!


*2016年2月14日追記
大蔵さん、映画「クレヨンしんちゃん」主題歌
ケツつながりでおめでとーございます!



ザックリシタ風合の4者混ツイードです。
4つの異なる素材を混ぜ合わせ織り上げられます。
このジャケットはウール、シルク、リネン、ポリアミドの4素材。
ナポリから届いたこの生地は、とてもソフトでふんわりとしたボリューム感。
着用感は生地感に似ますので、カーディガンを羽織っているような軽い着用感になります。
ふんわりして空気層を多く含みますので、暖かいですよ。
チャーミングなDさんにお似合いです。
本日発送させて頂きます。


お待たせしました!



略礼黒3ピーススーツ(シングル2ボタン)+シルバーベスト+コールパンツ
お付き合いの多いKさんにとって、フルセット必要なようです。
これで冠婚葬祭パーフェクトに対応可能です。


フルセットでなくても、ディレクターズは
何かと重宝する場面がります。
オーダーされた方は皆さん仰います♪
ご相談ください。



ナポリから届いた生地は、
懐かしいようでいて、新鮮です!
さてさてDさん、どう着こなして頂けるか、
楽しみです! 




1980年代初頃のウーステッドフランネルです。
脂が抜けてきたせいか、ウールンフランネルのような風合い。
ウールンのようで実はウーステッド、ビジネスでガンガン着るには良い感じ♪


シルエットは、
細身が流行ろうと短め丈が流行ろうと、
Kさんはずっとこのスタイルを着続けられています。

10数年前にお付き合いが始まった頃は「細いなぁ」と言われたという
Kさんのスタイルも、今では少しゆったりして見えますが、
古臭さなんて感じさせない、むしろ品格が
漂うエレガントなスタイル。

打ち合いのボタンからバストに駆け上がる
豊かなドレープラインが、優雅さと男らしさを醸しています。


今日、Kさんが着てきて下さったジャケットも、
もう8年前にオーダー頂いたEゼニアのインナーモンゴリアンカシミアです。
クリーニングには出されず、適度なブラッシングとスチームで
オーダー当時の風合いを保ち続けて下さってます。