今年最後のご注文は、テイラー&ロッヂのヴィンテージ生地でした。
1960年台後半に織られた生地のようです。
Kさんは、この生地とリーロイド(LEAROYD)のヴィンテージと迷われたのですが、
結局は、こちらのテイラー&ロッヂに決まりました。


水にドボ漬けして洗ったあと、自然乾燥で生乾きまで乾かし、
その状態からアイロンで整えたのですが、風合いも良く、光沢も蘇りました。
出来上がりが楽しみな1着ですね♪


※織りマークも当時の物が付いています。




ヴィンテージの生地は、あまり古過ぎると、
脂分が抜けてしまって、ウール本来の風合いがなくなっているものもありますが、
それでも、今僕たちが手に入れることの出来るヴィンテージ生地は、
英国のテキスタイル産業が盛んだった時代に、
今では考えられない、贅沢な手法で織られているので、
しっかりした生地が多く、色柄も手の込んだものが多いのも人気の秘密だと思います。
それでも、ある程度の補強を考えて仕立てた方が安心ですね。