以前からご案内させて頂いておりました
シルクコットン素材のスプリットラグランのコートです。
季節の変わり目に羽織るためのコートをご希望され、提案させて頂きました。
秋口にも春先にも着て頂ける色合いと素材感は、着るほどにNさんの気持ちに馴染んでくれるでしょう。


優雅な雰囲気を醸すため、程好いサイズ感に仕上げました。
生地感を生かすために、ハンドステッチだけでなく、
全体をほぼミシンを使わずに縫い上げました。


シルクの光沢は、
使うほどに少しずつ鈍くなって、
生地の表面にうっすらと霞がかかったように
変化していきます。そして表面的な光沢から奥深い光沢へと、
底艶という表現が似合うのか、なんとも言い表せない独特の光沢に変わります。

これは絹糸の構造に由来します。生糸の繊維構造は三角形になっていて
この形が入ってきた光をプリズムのように反射し拡散させます。
光の反射と拡散によって、独特の光沢が生まれます。



今シーズン、
結構、気に入った生地です。
ある生地メーカーでは、これを3Dと呼んでいたりします!
確かに(笑。 新鮮なんですけど、何だかクラシックな匂いもするんですよねー(笑。


裏地も、ご希望でこんな感じです。




希少ラムズゴールデンベールとカシミアの混紡という
ラグジュアリー素材で仕立てさせて頂くクラシックなチェスターコート。
触った感じ、コートにすると薄く感じますが、目が詰まっていて650g/mもあります。
そのせいか、厚手のカシミアのような感じではなく、ドレープ感のあるシャープな雰囲気にも関わらず、
もの凄く暖かいです。


生地がお好きで、手に触れられる機会が多い方は、
触った瞬間、その独特の手触りに驚かれる、そんな生地です。
こんなにしっかりしているのに、どうしてこんなに柔らかいんだろう!?$#%&%
ここから先は、経験値がクラッシュします!そして脳ミソがとろけます(笑。


以前、ユーロテックスの生地で『ダイヤモンドケーブル』という生地がありましたが、同じ原理です。

糸番手は太いのですが、繊維番手が極細ですから、
糸の断面を見ると、繊維密度が高くて空気をたっぷりと含んでいます。
この意味、瀬戸大橋のケーブルの断面を見た事がある方なら分かって頂けると思います(笑。
僕なりに考えた結果、瀬戸大橋のワイヤーに例えてみます(笑。


糸番手がケーブルの直径だとすると、繊維番手は赤青黄で、各色127本のピアノ線から成っています。
直径約1mのケーブル1本は、何と!!
直径約5mmのピアノ線が34417本も束ねられて作られているそうなんです。
1本の棒状より、こちらの方がしなりやすく、強度もありそうですよね!
なんだか、応用力学?の勉強みたいになってきましたね(爆


見た目にはシンプルですけれど、
ちゃらいラグジュアリーなんてフンって感じの
分かる人にだけ分かるクラス感かな~なんて思うのです(笑。
Nさん、しっかりメンテナンスをさせて頂きますので、これからも宜しくお願いいたします。




6月頃から打ち合わせを始め、仮縫を経て
ちょうど良いタイミングで完成したMさんのポロコートです。

ピアチェンツァのカシミアを使って、大学生の頃に、
モデルをされていたというMさん好みのタイトさ加減に仕上げました。
ピアチェンツァにこだわられたのではなく、赤みがかったキャメルカラーを探して行き着きました。


正面も、ウエストのシェイプなんか、
とっても良い雰囲気なのですが、画像がなくなっています汗。
Mさん!次回お会いした時に撮らせて下さいね!



今回は20本ほど、
ナポリのマリネッラのネクタイが入荷しました!




英国製6プライの生地です。これで最後です。
僕は英国でしっかり織られた生地で、柔らかく仕立てられた洋服が好きです。

以前、これと同じ6プライの生地を使ってフィレンツェでジャケットを縫ってもらいましたが、
裏地が破れるくらい着倒しています。(そろそろ張り替えないと汗)

旨く表現できないのですが、着てみるとわかります。

既製服で、こんな服を見た事がないのですが、
以前偶然にもこの6プライで縫われた既製服を見た事があるんです
1990年代の終わり頃のKiton製でした。納得ですね。


こんな生地を選んで下さったNさんに感謝です。
20年後、30年後が楽しみな洋服。

今日はサルトリアクレセントのオーダー会でした。
恒例の?クレセント土産の写真も撮り忘れるほど’&$#$”$%でした(笑。

ひと段落して、
本日最後のNさんがお越し頂いた時には落ち着き、
写真を撮らせて頂きました。

冒頭で「これで最後です!」と書きましたが、
この生地を織っていたミルが廃業し、ブランドとしては残っていますが、
もうこの生地は織られていないのです。どこかで見つかる事を期待しているのですが、、汗。
上のリンクに入って頂くと、イタリア語で「Sportivo/6 Capi Pura Lana」
と書かれたイタリア向けの生地BUNCHの画像がでてきます。
そのリンク先にあるリンクに入って頂きますと、
更にKitonに使われた6プライの画像も出てきますよ



かれこれ15年を越えてお世話になっているTさんは、
タキシードを着られる機会が多いのですが、
以前のサイズがキツくなったとかで
新たにご新調されることに。


今回はエレガントなショールカラーでお仕立てさせて頂きます。
前丈が短いので、もっとシャープにフロントカットのラインを引き直さないと、、
先に、体に合わせるための各部の調整をさせて頂いてから、全体造形の調整に入っていきます。


衿も太くしないと、、この後、
かなり細部にまで調整を入れたのですが、
夢中になり過ぎて、すっかり写真を撮り忘れました汗。
長らくお付き合い頂き申し訳ありませんでした。ありがとうございます!



松阪市のYさんは、お付き合い頂いてから15年近くになります。
くるところまできましたねー(笑
なんとシ!ルク100%のジャケットです!!
めちゃくちゃ軽いです。そして柔らかい極上の着用感。


何とも表現しがたい
クラス感を感じさせる地光沢感もたまりません。




今日は英国風、
今日はイタリア風と
様々な装いを楽しまれる船場のOさん。

今回はフランス『風』を楽しみたいと云うことで
フランスのデザインをデチューンして特徴として加えてみました。


全体としてみますと、
イギリスの構築的な仕立てを基本としていますが、
縫製はイタリア流の柔らかなものです。
手縫とは云え、できるだけ手の匂いは排除する方向で縫っています。
でも手の匂いはプンプンとしていますね(笑。
同じテーラードでも、プレタとは作りが全く違いますから、
この辺り仕方ないというか、これでいいんです(笑。


マッセアトゥーラで仕立てさせて頂くスーツも、
今回で英仏伊と3国出揃いましたが、
Oさんにお似合いなのはフランスじゃないかなと思います。

肩傾斜が強く、
若干狭目の肩巾のOさんには、
コンケーブされたショルダーラインにビルドアップされた袖山が
とてもエレガントに映っていると思いました。
今後は、さらにこのテイストをデフォルメしたいなと企んでいます(笑。
コンケーブにビルドアップと云えば、、、
バーリ(アドリア海側のイタリアの港町)のシャマットもお似合いになられると思います。


ちなみに、、以前、
フランスのタイユール(英国はテーラー、伊太利亜ではサルトリアと呼びます)
カンプス・ドゥ・ルカを訪問させて頂いたり、
まだ鈴木健次郎さんがヘッドカッターをされていた頃の
フランチェスコ・スマルトを訪問させて頂いた時に、その特徴を教えてもらいました。

イタリアを初め、
今まで見てきた各国の『風』は取り入れますが、
各国のコスプレにならないよう、その方に似合う背丈や肩巾、肩傾斜など、
着る方にとって何が似合うかを考えて造形する事が最も大切、というマッセアトゥーラの軸で、
いつも、『風』を取り入れています。



昨年お渡ししたNさんの迷彩ジャケットです。
今回はグランフロントでご公演があるとかで来日されました。
Nさんと一緒に世界を飛び回っているジャケット、こなれ感も出てきました。
伝えたお手入れ法を守って下さっているので型崩れもなく、良い状態でこなれてきています。
末永くご愛用下さいね!