以前、お願いした靴のベースラスト(基本木型)から
かなりモディファイを加えてもらいました。

どんなフォルムになるか楽しみです。
フィッティングは完璧なので、ここからは造形(デザイン)の世界です!
YOSHIMOTOさん、宜しくお願いいたします!!




完成しました!!




以前にも、ご紹介させて頂いたシルクコットンのジャケットです。
シルクは繊維が弱く、染色堅牢度が低い(色あせし易い)ので、白っぽく毛羽立ってきます。
これは劣化ではなく風合いとして捉えています。

表面は霞がかかった程度に毛羽立つことで、光を吸い込んで乱反射させるので、
ギラギラした光沢ではなく、柔らかな光沢になるからです。

この生地はオールシーズン着て頂けるので、この反射の仕方が効いてきます。

冬は少し暖かな雰囲気を醸しだし、夏はギラついた太陽光を柔らかく反射してくれます。
言い換えてみると、冬はクオーターミルドっぽい暖かな雰囲気を醸し、
夏は、毛足の短いサマースエードのような雰囲気です。




毛足の長いアルパカ素材にファーの衿という、ゴージャスなコート。
ショールカラーに似せたアルスターカラーに、ダブルの打ち合いは片方留めという独特のデザインです。
袖口もターンバックと同じ厚みがあるものの、フラットな仕上げにしてあります。
ディーテール毎に写真を撮らせて頂けばと、後で気付きました。


仮縫段階のピークドラペルから、
ショールカラーへご変更のご希望があったのですが、
その変更は叶わず、止む無く「ショールカラー風」とさせて頂きました。
袖の切り替えも、仮縫時のターンバックからの変更ですが、試行錯誤の末、良い感じになりました。


ウエストを絞ったシルエットは、かなりスッキリしていますが、
モコモコの生地感によって、ふんわりした毛皮のような雰囲気になっています。
実際、見られた皆さんから「毛皮?」と聞かれました。


Oさんの発想、いつも楽しませて頂きます。
デザインの新たな可能性、創造の楽しさ、出来た時の喜び。
今回のコートも、完全オリジナルの唯一無二な存在として完成いたしました。。



馬車の時代、男にとってのステータスシンボルはコートでした。
モータリゼーションの波が押し寄せ、それはコートから車に代わりました。
そんな馬車の時代に思いを馳せながら、優雅に身に纏って頂きたいコートに仕立て上がりました。


ホワイトミンク30%、ベビーカシミア70%という弩級素材。
漂白はもちろん、染色も最小限に留められ、
風合いが保たれています。

光が当たると、真珠のように「ピーコック」に輝きます。
この綺麗な生地をサンプルで見られた瞬間、気に入られたTさんですが、
あらためて屋外で見て頂いた時、その「ピーコック」に移り変わるサマに惚れ込まれました。

バックスタイルのデザインは
ピエゴーネ(アクションプリーツ仕様)で仮縫を組ませて頂きましたが、
プレーンなセンターベント仕様に変更する事になりました。


行き過ぎた存在感が出ることを抑えるためデザインはシンプルに、、
その結果、、シンプルなデザインが故に、より素材感が引き立つコートになりました。


最後に、ボタン探しのエピソードです。
この素材に負けないボタン、かといって前に出過ぎないボタン、、
ボタン探しが大変でした。

この生地と同じような色の変化が起きるブラウンのマザーオブパールは
この生地の為に作られたかのような錯覚を覚えます。
見つけた瞬間、体が震えました。

Tさん、いつもありがとうございます。
お手入れについて、しっかりお伝えしてまいります。



以前、ご紹介させて頂いた手織りツイードの裁断です。
1cmでも無駄にしないよう、細心の注意を払いながら、、


完成した仮縫をKさんに着て頂きました。
この瞬間をイメージして物作りに関わり、お客様をお迎えする。


いい感じです。
長く着て頂ける1着に、、




お気に入りのシルクコットンの生地をお選び頂いたのは神奈川のTさんです。
10年来、いつもお世話になっているTさんのお兄さん。

この生地は、シルクの経年変化によって、
素敵な表情に変わってきます。
僕も2色着ていますが、着れば着るほど、好きになってきます♪

グレイPANTSでジャケパンStyleも良いですが、
コットンパンツやデニムにも、使い回しの良さは抜群です。




濃淡で、2色のパープルをオーダーして頂きました!
こちらは明る目の色合いです。




動くと深みのあるブルーが浮かび上がり
なんとも表現しがたい、シットリした表情を見せます。
1枚毛芯で、柔らかく仕立てさせて頂きました。
合わせるパンツは、
色物でネイビー、そしてクラシックなダークグレーの2本。
この2本で、昼と夜の2つの顔(コーディネート)を愉しんで頂けます。
打ち合わせから採寸、仮縫と長らくお付き合い頂き、ありがとうございました!!
今からベストシーズンですね。




10年ほど前でしょうか、、覚えて頂いている方もいらっしゃるでしょうか。。
当時、Oさんが気に入ってリクエストが多かったボタンです。
遊び心があって、チャーミングですね!!