今回の3ピースは
人気のシルクジャガードです。
ジャガードの絹は、とてもデリケートです。
でも、耐久性なんて考えてないから構わないそうです!
僕は、『瞬間最大風速』を選ぶので、気にしません!とおっしゃるUさんは、
10年ほど前まで、超老舗のメンズショップで販売をされていたのですが流石です、感動しましたー。
でも僕は同じ服屋でも貧乏臭いのか?着続けることを考えてしまうんですよね~(涙。
その代わり、自分じゃ着ることのない洋服を、お客様が着て下さるので、
こうしてよい経験をさせていただく事も多いんです、役ドク!


ベストもちょっとデザインしました。
パンツが上手く写らなかったのですが、特徴的で、
見た事のないデザインにして、サイドアジャスター仕様にしました。
素肌に着られるとの事で、ベルトが当ると痛いから、、と限りなく素肌感覚との事です。


これは後日談ですが、このスーツを
モデナの怪人、ガブリエレ・パッシーニ氏が見て、
どこで作った?と聞いてきて、写真を撮りまくられたそうです(嬉♪
Uさんばかりか、伊太利亜のプロ(=同業者)にまで興味を持ってもらえるって嬉しい限りです。
楽しませて頂き、本当にありがとうございます! 心から御礼申し上げます!!



以前、ご紹介させて頂いたフレスコ地のコート!
今日お渡しでしたので、写真を撮らせていただきました!!


やっぱりラインが出て格好良い! フレスコ万歳!(笑
Oさん、いつもありがとうございます!!




このジャケット、何とも表現しがたい表情があります。


それには、
生地の織り方に理由があります。
それともう1つ、染色方法にも理由があるんです。


綾織り、、リネンには珍しい織り方です。
しっかり織り上げられた美しい生地なのに、リネン特有の
ゴワッとしたハリ感とは程遠い、滑らかな落ち着き(落ち感ドレープ感)があります。
一方、技術者泣かせの生地でもあります。何せ動くんです。グニュグニュと、、裁断し難いし縫い難い!
でも完成品は、、何とも『ニクい!』ジャケットに仕立て上がるんです!(笑

あと染め方も、リネンには少ない
糸を作る前のワタの段階で染める『ばら毛染め』という、
手の込んだ先染め方法を用い、紡績工程(糸を作る)で異色を混ぜ合わせ、
色に深みのある糸を作り、この糸を使って、さらに経糸と緯糸の色を変えて織り上げていますから、
通常は、平織りで後染めの多い、表情に乏しくなりがちなリネンのジャケット素材ですが、
この生地は、とても奥深い表情に織りあがっています。

この生地に一目惚れされたKさん、即決め状態でオーダー頂きました。
今からシーズンオフですが、生地を見付けた時がオーダーのタイミングだそうです!
確かに今年は、昨年に気に入っておられた生地でコートのオーダーを入れようとされたお客さまで、
既に今シーズンに入って売り切れていたという事が2件起きました。
皆さんも気に入った生地があれば、是非!
即決めをお勧めします(笑。



昨年に引き続き、今年もオーダーストールをご紹介させて頂きます。


昨年からスタートしたのですが、
贈られる人には、とっても喜ばれるようですよ。


3種類の素材、各々20色前後の色からストール本体をお選び頂き、
そこにイニシャルと、色をお選び頂いて英国で刺繍。
それを輸入して、皆さまにお届けします。
ちょっとしたオーダー感覚で、

贈る相手に、「私のために」という特別感を感じて頂けるという、
気持ちのこもったプレゼントになると思います。

受注~お渡しまで約3週間です。
クリスマスのプレゼントをお探しの方は、候補の1つに加えて頂けると幸いです。
今年は大判(70×190cm)も登場し、ますますパワーアップ!


今日は3人の方からオーダー頂きました。
皆さん、早くから、ちゃんと準備されるんですね。
毎年バタバタするので、今年は僕も早く準備しておきます汗。



マイスターファクトリーのS君にコートをお任せ下さったHさんのコートの仮縫い風景です。
任せきるのではなく、中山君がサポートに入りますから全く問題はありません。
こうしてお客様の大切なお洋服を、対価を頂いて縫わせて頂く事で、
プロとしての、自覚と責任感を養う訓練にもなります。


5年来お付き合い頂いているHさんは、
この趣旨をご理解頂き、S君にご依頼をして下さいました。
今回のコートは、体に合わせるのは当然、Hさんの意図を存分に汲み取る必要があります。
そういう意味でもこの度Hさんには、有意義で、とても貴重な経験ができる機会を頂いた事に心から感謝いたします。


ちなみにSくんは、入学前まで修理工房で10年間もの間、正社員として働いてきたエキスパートです。
敢えて正社員と書いたのは、修理工房はパートタイムが多いからです。
その彼がマイスターファクトリーに入ったのは、
フォーマルの最高峰、モーニングが縫えるようになるため。
モーニングを縫うには、世界一の精度と言われる日本の紳士服縫製技術ですが、
フォーマルは、紳士服縫製でもトップクラスの技術が必要となりますので、とても神経を使います。
フォーマルには、『アジ』では済まされない緊張感を漂わさなければなりませんから(笑。



胸ポケットの位置って、いつも悩みます。
バストの大きな方だと、外の方についてしまうので、
襟がポケットにかからなくなりますし、襟にかけようとすると、
袖からの距離が開いて、内側に寄ったみたいになりますし、かといって、
巨大なポケットにする訳にもいかないですし、、
それに2釦ならまだしも、3釦だと、
襟が上の方で返るので、ますます襟がポケットに掛かりません。
あ~、悩ましいです。




サイドアジャスターをご希望されたので、
フロントの打ち合いを、ちょっと変わったデザインにしてみました。




Pitti Imagine Uomo の会場を颯爽と歩かれる
Lanificio Ermenegildo Zegna(ゼニア生地部門)のCEO、フランコ氏。
このコート地、90年代に見たCantarelli(カンタレッリ)のコートに使われていた生地で、
とても印象に残っていて、どこの生地かも分からず、何の素材かも分からず、頼んで探してもらいました。


で、見付け出して下さったのが、コチラです!
そうそう、まさにこの生地、めちゃくちゃゴージャスなんです!
バブル期まで位は見かけたそうですが、その後ほとんど見なくなったそうです。
久々に見たせいか、生地屋さんも気合が入って、コートのサンプルまで準備して下さいました!


今はゼニア傘下、アニオナ社アルパカ素材です。
とても毛足が長くて、ゴージャス感たっぷりな表情をしています。
ダークな色より明るめの方が、メッシュ感があって、ゴージャスな雰囲気になります。


ゴールド!


シルバー


グレージュ!


派手じゃない?と思われる方は、
ゴージャス感を抑えた黒やネイビーにされても、
パット見は普通の黒やネイビーでも、醸し出す空気感、オーラが違いますよ(笑。



この生地、際モノの皆さんに人気です(爆。
僕が普通に着てしまうと似合わないので、わざとカジュアルにして、
ショーツに合わせようかなと、3ボタンにしてアウトポケットやサイドベンツ仕様にしました。

京都のOさんは、
1ボタンに袖ボタンは5個、
上襟のブラックカシミアベルベットと
ボタンにもシャイニーなブラックボタンを使って、
MBS課程の卒業式用にと、完全フォーマル仕様にされました!


ディーテールは
Oさんのいつもの専用型です。
やっぱり、この生地には正当フォーマルが
似合うように思ってきましたが、やっぱり僕には似合わない!
僕は3ボタン段返り、アウトポケットのサイドベンツ仕様で頑張りMasse!(笑
Oさん、おめでとうございます! 記念すべき機会のオーダー、本当にありがとうございました!!



ローマから、荷物が届きました。
さて、何でしょう! ワクワクしますね~♪


ん?カセンティーノ!?


ジャーン!やっと出来上がってきました!
1904年創業の英国ステッド社のスウェードなんですが、
毛足が長くて滑らかな、極上の毛並みで、見た瞬間一目惚れしました。
底材はイタリアのRocca社だそうで、僕は靴には詳しくないのですが良いそうです(笑。
これからしっかり手入れして、大切に履きこんでいきますね!

カセンティーノは、靴袋だったんですね(笑。
チャーミングな靴に、チャーミングな靴袋を作って下さったYさんは、
もっとチャーミングです♪Yさん有り難うございました!
カセンティーノのコートは、こちらで13番まで
紹介させてもらってます
ので是非。