ロシアに行ってこられたOさんから、お土産を戴きました。
いつも色んな国のお話を聞かせてもらえ、お土産まで戴き、、Oさんありがとうございます!
そういえば昨日から、冬季オリンピックが始まりましたね。頑張れニッポン!




昨年末に3ピースのお渡しだったKさんが、今日はシャツのオーダーにお越し下さいました。
背筋がピンと伸びて、気持ちも引き締まるし、意外に暖かくて3ピースにハマッた!と言ってもらいました。
それに3ピースって、見た目にも、とてもエレガントですね。
シャツやコートばかりか、ネクタイまで全てマッセアトゥーラ製コーディネート!
Kさん、いつもいつもありがとうございます!これからも3ピースで、改めて宜しくお願いいたします!




パリ市内のビルの1フロアに、
訪問先『フランチェスコ・スマルト』の工房があります。
ここは、各国の大統領や国王、世界の超V.I.Pを顧客にもつ老舗のメゾン。
そして、このメゾンで働く30人余り職人集団を取りまとめるのが日本人の鈴木健次郎さんです。
鈴木さんは、最近では日本のテレビにも幾度となく出演されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


工房の中は明るくて開放的な雰囲気です。
スマルトだけに限らず、イタリアやパリの工房は、どこも開放感に溢れています。
一緒に仕事をするなんて、当時は思ってもなかったマッセアトゥーラの技術者、中山君が熱心に見入っています。


鈴木さんが型紙(パターン=設計図)を作り、これを基に裁断から縫製まで、30人余りの職人で1着を縫い上げる。
そのすべての工程をチェックする事も鈴木さんの仕事で、僕たちの見学中にも、ひっきりなしに
鈴木さんのもとに、縫製中の洋服を抱えた職人が判断を求めてやってきました。


芯も1針1針、手作りします。


全てが手仕事です。
パリの手仕事は、手の匂いを消します。
対極にあるのがナポリで、手の匂いプンプン、泥臭ささえ感じます。
住居も食事もそうですが、洋服もその土地の気候風土、更にはそこで育った人間性に因ります。


こうして各行程ご説明頂いている間にも、
鈴木さんのもとには、次から次へと洋服が持ち込まれ、質問攻めです。


細部まで、スマルト流の美意識が込められます。


ゴージも機械で縫ったような 綺麗な線ですが、
ミシンで縫った線とは明らかに違う 優しい表情をしています。
ミシンで縫われた「整理整頓された」無機質な表情ではなく、手の「美しさ」が
この線には宿っています。ゴージばかりを集めた特集でもすれば、一目瞭然なんですけどね(笑。
神は細部に宿る(byミース・ファン・デル・ローエ)が正にそうで、穴かがりを見ると、仕事のレベルが分かるのと同じで、
物凄い細番手の繊細な生地を、こんなゴージ線に仕上げるのが、まさにパリの洋服なんだろうなと思います。


鈴木さん、お仕事の手を止めさせてごめんなさい。
普通に入る事のできない貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました!
そして鈴木さんを紹介してくれたTakashiさん(パリでバレンシアガのパタンナーをされています)にも感謝です!!

僕は自分の興味で、イタリアのサルトや英国の機屋を見て回ってきました。
僕が、伊や英で作ってもらった洋服を見せても批判的な事しか言わない技術者が多い中、
雰囲気として受け入れるような話をしていたことを思い返し同行を受け入れ、工房の訪問を多くした出張でした。

マッセアトゥーラを、今のような工房併設型の店舗に移転すると決めた時も、
彼は違う店の技術者として働いていたので、まさか今みたいに技術者として入ってくれると思っていませんでした。
この仕事を始めた1999年~今まで、数多くの機屋さんや工房を訪問させて頂きましたが、
それら1つ1つの経験が、今のマッセアトゥーラの糧となっています。
ご協力下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。



2010年1月21日
パリ中心部の第8区、マドレーヌ広場に面する
老舗のタイユール(=ビスポークテーラー)『カンプス・ドゥ・ルカ』
1948年、イタリア人のマリオ・ドゥ・ルカが、タイユール『メゾン・ドゥ・ルカ』を創業し、
1969年に、スペイン人のジョゼフ・カンプスがそこへ合流し、現在のカンプス・ドゥ・ルカとなったそうです。

現在、創業者の後を継いだマルク・ドゥ・ルカ氏が2代目の経営者となり、自らがカッターを務めながら、
3代目になる息子さんのジュリアン・ドゥ・ルカ氏をメゾンの後継者として育成しています。
今回の訪問はパリでバレンシアガのパタンナーをされているTAKASHIさん、
そしてTAKASHIさんのご紹介で、パリでタイユールをされている
鈴木健次郎さんご夫妻のお力をお借りして実現しました。
この場をお借りし改めて御礼申し上げます。

この当時の鈴木健次郎さんは、『フランチェスコスマルト』でヘッドカッターをされていましたが、
現在は独立され、ご自身でタイユールとして、ご活躍されています。
ここまでは前置きとしまして、本題に。

顧客の受注票には、細かく指示寸が書き込まれています。


これが全てなので、漏らすことがあっては許されないと仰っていました。


裁断後の生地は、ボタンや裏地など附属類と一緒にまとめられます。


仮縫時など、この指示書はいつも付いて回ります。


芯も1着1着、寸法に合わせて作られます。
これは、ヨーロッパのテーラーでは当たり前です。
日本のように既成芯がないので、最初から作りこまれます。
マッセアトゥーラでは、価格帯に応じて、この方法を取らせて頂きます。


何人かの分業体制がとられています。
工場のように、大きなラインの中で流れるものではありません。


ビルの1フロアがカンプスの店舗兼工房なので、
部屋が細かく分かれていて、大勢の技術者が働いています。
マルク氏本人もイタリア系ですが、生粋のフランス人は少ないと思いました。


芯地や裏地などの附属類のお店も教えて頂き、この後、仕入れに行きました。


お仕事の手を止めて沢山ご説明頂き、貴重な経験をさせてもらしました。
マルクさんジュリアンさんをはじめ、メゾンで働かれている皆さま、ありがとうございました!


お土産で持って行った1つ、浮世絵のコースターです。
やっぱり男性には、これでしょ(笑!




2010年1月19日
慣れてきた感のある訪問6度目のナポリは、
アミナ・ルビナッチのヘッドオフィス(兼サンプル工房)と
ロンドンハウス、それにチェーザレ・アットリーニを訪問させて頂きました。
アミナ・ルビナッチ代理店のF社長、貴重な機会を与えて下さって、ありがとうございました。

まずロンドンハウスから、、
ここは、店舗の奥に工房が併設され技術者が常駐しています。
ロンドンハウスについては、以前のブログに書いているので、そちらをご覧下さい
トゥーリオ・アットリーニ(ヴィンチェンツォの次男)さんも以前ここで働いて(縫って)いらっしゃいました。
この日は、若い技術者(と言っても50歳過ぎ)が1人いらっしゃるだけで、
工房が活発な印象はなく、、見せてもらえなかった?笑

ミラノのカラチェニもそうですが、
ここロンドンハウスも、1人の技術者が丸々縫うので、技術者によって微妙に違う洋服になります。
以前、マッセアトゥーラのお客様、Nさんの
ロンドンハウス製のスーツを何着か見せて頂きましたが、
同じNさんの洋服でも、見た感じでは2人の技術者に分かれてました。
スタイルは同じですが、縫い(縫製)が違うので、出来上がると微妙に雰囲気が違います。
ロンドンハウスのルビナッチさんに、技術者を指名できるか聞くと、ご希望なら可能だとおっしゃってました。
でも、そこまで指示されるお客様はなく、それも楽しんでいらっしゃるよう。
この辺り、そういう発想自体が日本的なんでしょうね(汗。

その後、最近オープンした『チェーザレ・アットリーニ』へ。
ここはヴィンチェンツォの息子さん3兄弟のうち、3男さんのお店です。
場所はフィランジェリ通(Via G. Filangeri)のエルメスやボレッリの向かい側。
3男さんはモデリストで、大きな工場も経営されていらっしゃってて、ここはその直営店です。
店内には長男クラウディオさんがいらっしゃいました。以前のサルトリアを閉店してお手伝いに入られたそうです。
もう1人見覚えのある顔が、、近くにあるルイジ・ボレッリにいらっしゃた方もスタッフになられてました!

クラウディオさんは以前『Sartria Attolini』を、近くの映画館の隣接地で経営されてました。
そこはクラウディオさんがお父さんから受け継いだサルトリアで、2人息子さんは跡を継がず閉店されました。
チェーザレさんの3人の息子さんたちは跡は継いでても技術は継承していないようで、
後継者について聞くと日本より状況は悪いようで先が危ぶまれます。

この画像は、確か2002年に撮影したものです。

今(2014年)から12年前のクラウディオさん、この当時は71歳ですね。
クラウディオさんも若いですが、僕はもっと若く見えるハズなのに?今と変わらずオッサン!(笑


話を3男さんの『チェーザレ・アットリーニ』に戻しますが、
工場と言っても、手縫いを多様した物もあって、ここのお店ではそんな洋服が並んでいました。
クラウディオさんにお年を聞くと、もう80歳になったとおっしゃってました。

ナポリでも、採寸から型紙~縫製まで自己完結出来るような後継者は育ってないと聞きます。
工房には入れなかったののですが、色々と興味深い話を聞けました。

今回のナポリでは、たくさん
貴重な経験をさせて頂けたのに、古い画像ばかり、、
何故かメディアのデーターが、ナポリだけ消えてしまっているんです(汗。
唯一残っているのが、アミナ・ルビナッチさんの工房で撮ってきたスパンコールの糸だけ(笑。
いい写真がいっぱいあったのに本当に残念です。ごめんなさい!


ナポリは、今までいつも1人だったのですが、
ナポリ歴30年近いFさんのお陰で、奥深い普段のナポリを知れました。
色々と時間を割いて下さった皆さん、そしてアテンドして下さったFさんに感謝いっぱいです!



2010年1月18日
昨夜、シチリア島のカターニャから夜汽車に乗って、
朝06:00にナポリチェントラーレに到着、一旦ホテルにチェックイン。
以前、ポンペイとエルコラーノには行ったので、今回はパエストゥムの遺跡を見に行きました。
*写真はケレス神殿


ポンペイやエルコラーノのように、町全体としての遺跡というより、
こちらは古代ローマ時代より古い、古代ギリシャ時代の『神殿(ギリシャ建築)』が見もので、
町全体というより、むしろ僕は『壮大な彫刻物』を見に行ったような感じでした。
遺跡として管理されているエリア以外にも、遺跡が点在しています。
世界で最も保存状態の良いドーリア様式の傑作だそうで、
アテネのパルテノン神殿に規模では負けても、
保存状態はこちらが良いとか。

ナポリチェントラーレから直通の電車も出ていたのですが、
本数が少なく、何の下調べもしてなかったので、途中のサレルノまで電車で行って、
そこからバスで向かうことにしました。サレルノは以前にアマルフィーに向かう時にも通過した町です。
その町から、アマルフィーとは逆の海沿いを走るバスに乗りました。


めちゃくちゃ天気が良かったので、マリーナも最高の雰囲気。
後ろ髪を惹かれる気持ちで、パエストゥム行きのバスに乗り込みました。


ネプチューン神殿(Tempio di Nettuno)。
ローマ建築と異なり、この時代まだ円柱以外には曲線が用いられていません。


バシリカ(basilica)


遺跡の大きさが分かります。


ここには、ギリシャ時代だけではなく、
ローマ時代の遺跡も残っています。最初に「町全体の遺跡としてではなく、、」
と書きましたが、見所はそこじゃなくってって意味で、その後の変遷の中でローマ時代の遺跡も残っています。


広々としているので、散歩気分です♪
遺跡を見ていて、こんな気分になるのは初めてかも。
下に芝生とか生えているからでしょうか、良い「気」が流れてるから!?


ほら、ローマ遺跡の象徴!?円形劇場もあります!


周りは何もない田園風景で、とってものんびりしていました。
さぁ、イタリアでの週末も終わりました!明日からまた吸収しまくってきます




マイスターファクトリーの1年目のカリキュラムも終え、
今は、各テーラーに、インターンシップに出ている生徒たちですが、
週に1度全員で、関西一理論派のテーラー(縫製者)S先生の授業を受けています。
業界に向けた講師役ばかりか、労働大臣賞各賞の受賞経験、技能グランプリ優勝経験もある方です。

そのS先生の授業が終わってから、全員が揃った機会に、
生徒達の就職活動の一環として順次、老舗テーラーや企業の皆さんにご来校頂いております。

今回ご来校頂いた企業の皆さんは、
ベトナム・タイ・ミャンマーに工場を持つ企業の皆さんでした。

トップバッターとして、取締役工場長の I 氏から
業界の現状や現場の仕事内容について、興味深い話を聞かせて頂きました。
続いて、責任者や商社の方から、今後の展開など将来を見据えたお話をして頂きました。
最後に、技術指導者として月の半分をベトナムなど現地の指導者として過ごされているY氏のお話です。

今回のご来校は、このY氏から連絡を頂き、
自分たちの考えと、マイスターファクトリーの考え方が似ていると云う事で実現しました。

後継者は、育つと出てくという前提で考えています。
出て行こうとするくらい勢いのある人材でなければ育ちもしません。
出て行かれることを恐れて、業界が何もしなければ、結局は何も前には進まないでしょう。

マイスターファクトリーに集まる講師陣も、
みんな「自分たちの為」に内弟子を育ててきた経験があります。
でも皆んな技術を習得した頃には独立して出てゆく、これだと育てた側としては辛い。
なぜ辛いか、、それは「期待」していたからです。それじゃ期待せず、最初から出てゆく前提で育てようよ!
でなかったら何も前には進まない! これがマイスターファクトリーです。
始めた頃、参加メンバー以外から否定的なことを言われました。
でもそんなこと、全て考えた上で始めた事でしたから、、

Y氏はここに共感され、
自分が技術指導に入っている工場も同じ考えだと話してくれました。
Y氏は、マッセアトゥーラの提携先縫製工場に技術者として勤務されていた時代があります。
そんな経緯でマイスターファクトリーやボイツクラシックアカデミーのホームページを見て連絡を下さったようです。
ベトナムなどアジアで、大量生産型工場の技術指導者として過ごされる以外の
残りの半分は、また別の日本の工場(こちらは日本ではトップクラスの品質を誇る工場)に入り、
日本滞在中の休みを使って、10年以上もの間、
ある有名な先生のもとでフルオーダーの裁断・縫製技術を学んでおられます。

話を、講習当日のことに戻す前に
皆さんにとって、スーツはスーツですよね。何が言いたいか、、
実は、テーラー業界とプレタ(既製服)業界は昔から仲が良くないんです(汗。
テーラー業界は技術を謳うがデザインに疎く、プレタ業界はデザイン優先主義で縫製は簡素です。
見えないトコロに手をかけるのが、テーラーが縫い上げる洋服だとすれば、
既製服のスーツは、目に見えるデザインにお金をかけても、
目に見えないもの(着用感や耐久性)を左右する部分を簡素化するのが一般的な傾向です。
これは何を目指しているかの違いで、善悪を決定付ける事ではありません。
それにしても、まるで水と油なくらい、仲が良くありません。
そんな光景を何度も目にしてきて思うんですけど、
両方を満たせば最高じゃん!と(笑。
何で急にハマっ子!?(爆

講習日当日の出来事ですが、
Y氏とS先生のやりとりをご紹介させて頂きます。
とても有意義な時間を過ごさせて頂き、講師陣も勉強になりました。

S先生:私は100%手縫いでジャケットを作り上げた事があります。
    芯のダーツもポケットも、全て手縫いで作りました。
    講習会で、そのジャケットに値段を付けていただきました。
    7万円~35万円の値段を付けていただきました。
    そこで言われた事が、手縫と言われなければ見ても分からない、でした。
    分からない物には商品価値を付けられないとさえ言われました。
    既製服に携わる皆さんも同じ見方をされると思います。
    見える所に価値がある。お台場・本開き・飾り星・裏地・釦など、
    見せる手段は、もう出尽くしたでしょう。これから何を目指されますか?
Y氏 :着やすくて、かっこいい服ではないですか?
S先生:それは立体的な服という事ですが、流れ作業で作れますか?
Y氏 :作れます
S先生:それはパターンですか?縫製ですか?
Y氏 :パターンは当然ですが、縫製も関わってきます。
S先生:流れ作業の縫製は、作業員に考えさせないのがスムースに流れる仕組みだと思います。
    縫製も関わるとなれば、ロスタイムが発生して生産効率が落ちます。それでも出来ますか?
Y氏 :出来ます
S先生:工場縫製に携わる皆さんはリスクをもって頑張っています。
    私も25万円のジャケットを縫いますので、お互いリスクを持って競争しましょう!

ヤナセ:競争ではなく、協力できませんかね?
S先生:協力出来たら良いですね。
    良い服とは?の答えは、幾つもあると思います。
    日本の「ものづくり」を、考えながらこれからも試行錯誤したいと思います。

最後に、マッセアトゥーラの洋服は、
完成品で50,000円(休止中)~325,000円まであります。
同じ生地を使ってこれだけの差があります。
価格が上がれば上がるほど、着用感が良くなり、長く着ることの出来る洋服になります。
型崩れではない、着てゆくにつれ馴染んでゆく洋服が出来上がります。
手入れ次第で、持ちも随分と変わるので、それなりの
付き合い方(お手入れ方法など)をシッカリお伝えさせて頂きます。
お客様の中には、
仕事用では自分の着たいは洋服は着る事ができないので、工場縫製で出来るだけ費用を抑え、
休日に着る、自分の着たい洋服には、お金をいとわず、仕立てグレードをあげる。
そんな風に使い分けをされる方もいらっしゃるくらいです。
ちなみに、
全縫製グレード(型紙の違い、附属の違い、要するに手の掛け方の違い)において、
20,000円追加で、抜群のコストパフォーマンスを誇るイタリアのキャノニコの生地をお選び頂けます。



1周年記念
結構、盛り上がりました!
パーティーが終わってからも、メンズフロアばかりか、
1階の方たちと、マッセアトゥーラで2次会開催!!店内のボトルはなくなりました(笑。


















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以前、自分の洋服を縫ったマイスターファクトリーの口野君
今回は工場に縫製を依頼し、他にも違う工場にオーダーして検証しています。
手縫いの服がお客様全員にとって良い訳ではなく、見た目やフィット感、それに何よりも
お客様にとっての関心事項は価格ですから、それらのバランスを、自分の洋服を作って着てみて、そして
見た目の雰囲気など全てを理解しておく事が望ましいのではないでしょうか。

これはマッセアトゥーラのやり方で、賛否両論あると思いますが、
彼もその事を納得して、この方法を選びました。

あれこれ知らなくても販売は出来るよ、と言われるのですが、
あれこれ知った上でお客様にお伝えする方が、お客様にとっては良いかなと思うんです。
既製服はお客様が目で見て着てみて、ご判断して頂く事ができますが、
オーダーの場合は出来上がってくるまで解りませんから、
作り手側としては莫大な知識が必要です。
前提は、、信頼作りですけど。

ごちゃごちゃ言っても、結局のところは、
僕自身もそれを望んでいて、自分もそうして欲しいから、
きっとお客様にも同じようにしてしまう、、結局は自分の好みって事ですね(笑。

プレタ(既製服)っぽい、スッキリした雰囲気が好きであれば、前回よりこちらですね。
手縫でも、手の雰囲気を消してスッキリさせる事は可能ですが、
手で縫うのであれば手の匂いは残したいです。
これも結局のところお好みです。
だからこそ、あれこれ着てみて、見て感じて
自ら経験してみたことを、お客さまに伝えてゆきたいです。




ボローニャから届いたドラッパーズのシルクウール。
僕は、この生地でジャケットをオーダーしたのですが、この生地、
今までにもジャケットだけじゃなく、ベストやワンピースでもオーダーされる人気者。
何と今回は、、3ピースでのご注文です!!エロ過ぎませんか?ちょっとこれ、ヤバくないですか?(爆
ごめんなさい、ヤバイとかエロイとか良識を弁えた45歳のオッサンが使う言葉じゃないですね!

股下の数値は、靴のサイズやパンツの裾巾で変わってくるのですが、
生地が届くまでの間に、今回のスーツに実際に着用される靴を買ってきて下さいました。
裾巾は細くせず、生地のドレープ感が綺麗に出るようにします。でも膝巾との差を小さくする事で、スリム感を出します。

今回のUさんの流れ、、
生地に一目惚れして、それに似合う靴を見付けて、、
こうして自分の好きな物に囲まれて、、気付けば、どのアイテムを組み合わせても、
テイストの合う『自分自身のワードローブ』が構築されている。

男性の皆さんは、いつも似た物ばっかり選んでしまうとおっしゃいますが、
僕はそれで良いと思っています。男ってそんなもんです。
同じ紺色でも、新卒の就職活動の学生さんが着ているネイビーと、
お洒落な人が着こなすネイビーのスーツとでは醸し出される雰囲気というかオーラが
まったく違うものになります。スーツは紺に始まり紺に終わると言われるように、ありきたりだからこそ、
シンプルだからこそ、ごまかしの効かないものであり、差がつくアイテムではないかと思います。

Uさんのワードローブ、どれも個性的です。
僕の好みもそんなんですから、キワ者と思われるようですが、
以前、Kさんも書いて下さったように、基本、クラシックな物が好きですので、
そのあたり、ご理解のほど、よろしくお願いしまっす!(笑  支離滅裂な流れで、ごめんなさいっ汗。