こんにちは。大坂です。

先日、仕事で札幌に行ってきました!

色々と出張にも行きますが、北海道となると機会も少なく、嬉しい出張でした(笑)

泊まったホテルはモントレです。

モントレはメガホテルではありませんが、
インテリアがシック且つ上品で、とっても好きなホテルの一つです。
日本発祥のホテルなのですが、その雰囲気や「匂い」がヨーロッパそのものです!
エレベーター、廊下を通ってお部屋に行くまでに気分が欧州に滞在しているように感じるほどです。

泊まったお部屋は天蓋付。
ゆったりと過ごせます、、、(仕事なのがもったいない)


エレベーターが近代的とは真逆で、時計の針のように階数を示し、
期待通りに「チン!」と鳴って停まります(嬉)


なによりサービスがとても素晴らしく、特に年配の経験豊富なスタッフの方々が
スマートに自然な笑顔で何気なく声をかけてくれます。

以前利用した銀座のモントレでは
朝食時に、新聞1紙を読み終わった私に、
さりげなく別の新聞を持ってきてくださいました。
(朝食の時間がほぼ終了間際!!)

仕事で緊張している心がとっても癒されます。。。

そしてビジネスユースできるお値段設定!!

そうそう、朝食もバラエティ豊かでとてもおいしいです。
今回滞在したときにはさすが札幌!「スープカレー」がありました。

出張先でもゆったりとした時間を過ごしたい皆さんにはとてもお勧めですよ!



枯れ感抜け感
頑張ってない感じ
リラックスした感じ
格好をつけてない感じ
年相応の自分らしい感じ

45歳になられたNさんは今まで
格好の良い洋服を着てこられましたが、
頑張ってる感のする洋服は疲れてきたとの事。
肩の力の抜けたリラックス感が感じられ、それでいて
品格のある優雅でおとなっぽい洋服をどう表現すれば良いのか。

色々と画像を頂くのですが、
中々掴み切れずに、何着か完成し、
今回のスーツで見えてきたことがあります。
Uさんが求められているスタイルはフィオレンティーナ。
こちらが思い描くイメージを言葉にして双方のイメージをチューニング。
そんな作業が続いていたのですが、たぶんこれからは、その必要もなくなるでしょう。

僕が着ていたフィレンツェのジャケットをご覧になられ、
Nさんも分からなかった自分が思い描いているイメージが確立したからです。
ルネッサンスが花開いた街で、芸術的感性を持って受け継がれてきたサルトリアフィオレンティーナ。


今回のお洋服は、工房にお任せ頂きましたので、
僕たちが、フィレンツェの人(イタリア人)にはなれませんが、
精一杯成り切って、サルトリアフィオレンティーナスタイルを再現させて頂きます。
中山も、漫画『チェーザレ』を読んでいます(笑! 時代は違いますが(爆! 完成が楽しみです!!




新しいスタッフをご紹介させて頂きます!
4月1日入社の岡嶋朋奈(OKAJIMA,Tomona) です。
本人に言うと怒るのですが、少年のように?天真爛漫な女性です。
アッ!という間に馴染んでおりますので、皆さまどうぞ宜しくお願い申し上げます!




10本ほどですが、ナポリのマリネッラのネクタイが入荷しました!
前回の入荷分はご好評のうちに完売しました!
みなさま、ありがとうございました。




良い生地に、良い仕立。
良い仕立に、良い生地。

仕立との相性を考え、生地を選ぶ。
そして何より、着る人との相性が最優先される。

そう、仕立と生地の相性を選ぶときに大前提となるのは、着る人。


ミラノ仕立の特徴を踏まえ、Uさんのご希望を汲み取り、その背景まで考えながら、、
方向性の違う生地を2点ご紹介させて頂き、その時のUさんの志向が向いたベストバランスをチョイス。


仕立と生地には、相性があります。
どの相性を選ぶかは、着る人の個性やTPOが深く関係します。
この関係を掴むまで、少々お時間がかかります。まるで恋愛のようだとも思える関係性。

それが、
テーラーで洋服を仕立てると云う事は人間関係を築きあげる事と云われる所以。

この洋服、まさに「紺に始まり紺に終わる」と言える
究極の1着になることでしょう。
楽しみです。

生地と仕立の相性については、いずれ改めて。



全形を撮り忘れました(汗。
今日と明日、ミラノ仕立のオーダー会ですが、
サルトリアクレセントの河合氏がイタリアから持ってきてくれたコロンバ。

今年は4月20日が復活祭(伊パスクアPasqua/英イースターEaster)で、その時に食べるお菓子です。
コロンバってイタリア語でハトを意味し、平和のシンボルである鳩を形取っているとか。
いい香りに釣られて、写真を撮る前にバラバラにしてしまいました汗。

味や食感的には、クリスマスのパネットーネ(簡単に言うと菓子パン!)のような感じで、
これは、オレンジピールが入っていて、物凄く香りが良いんです。


こちらは、イースターエッグ、、じゃなかった、エッグチョコです!


今日はバタバタしてて(パンを食べるのに!?)写真を撮らせて頂くのを忘れました汗。
パンがおいしく、お客様たちとイタリアの食べ物談義になった流れで、途中でナポリのお菓子『ババ』を買いに走り、
一時、店内は、イタリアの甘い香りが充満していました(笑。
Uさんから頂いたコーシーも最高でした!!
皆さんありがとうございました!



レディースジャケットの着心地チューンナップです!
既製服をご購入されたのですが、腕が上がらないので着ていらっしゃらないとか、、

でもさわると、デザイナーの意図が変わってしまう(造形が変わる)ので、その辺りを伝えつつ、、
せっかくバラバラにするんですから、合ってない袖の長さも調整させて頂きつつ、
もちろん、肩巾ばかりか肩の傾斜、脇下のつっかえや前後バランス、
全体的に調整をさせて頂いてバランスを考えますね!


でもデザイナーが意図する造形を汲み取り、出来るだけ壊さないように。
で、最後はご本人に仮縫でご確認頂き、、これは着用感というより、造形的な確認の為の仮縫です。
その場で、もういちど解いて調整させて頂き直ぐに再確認。
見た目も着用感も合格を頂きました。




高知の久礼大正市場にある山本鮮魚店さんから届いた『わら焼き』の初鰹です!


昨日の深夜、土佐沖で鰹が揚がったと連絡を頂きました。
夜が明け、カツオですがサバいてもらって笑、藁で焼いてもらい、届きました!
今日はこの為に、お皿と包丁を準備してきました(爆。薬味は準備してもらってるから、切るだけです!


じゃ~ん!
脂、ノリまくり!
僕達も、ノリまくり~♪
日本酒もバッチリ、準備済み♪

久々に、粋酔会(sui・sui・kai)を開催しようかな


山本鮮魚店の店主、やまちゃんから、
昨日の深夜に連絡を頂く数日前にも連絡を頂いてました。

「遅くなって申し訳ありません。高知で鰹がまったく水揚げされてません。
  今、釣れている所は屋久島の沖で、港に帰ってくるのに2日かかって、市場に出てもあまり良くありません。
    もうちょっとしたら土佐沖に来ると思うので、揚がり次第、速攻で連絡させて頂きます!」

痛みやすいカツオを、鮮度抜群『一度も冷凍せず』に届けたい!
都市部で手に入るカツオは、いったん冷凍されたものが解凍され、生で並びます。
だから色も全然違うでしょ!鮮度のある赤色、これが本当のカツオの色!
山本鮮魚店さんでも、冷凍モノと分けて販売されてます。
今までのカツオは、別のさかなみたいです!
やまちゃんありがとうございました!



Aさんのブラックフォーマルです。
今まで「普通の黒」を着ていらっしゃったAさんですが、
これからは「フォーマルに相応しい黒」を着ようということでオーダーされました。

僕も若い頃は、こういう黒を、オッサン臭いなぁ~と思いながら着ていましたが、この年になると「これが良い!」
って思ってしまうんですから、自分もオッサンになったからなのか、分別が判るようになったのか、
やっぱり「普通の黒」と「フォーマルに相応しい黒」の違いが見えるんですよね。。

色だけじゃなく、スーツとしての質感と言うか品格というか、
明らかな違いが見えるんです。

そのせいか、今まで「普通の黒」を、もっというと「シャイニーな黒」を着てらっしゃった
かれこれ10年前後お付き合い頂いている皆さんも最近、こちらの「フォーマルな黒」に移行される方が多いです。

ピーク襟は賛否両論ありますが、モーニングの延長って事で良いでしょう(笑。
いや、本気で、マジで、そう思うって話の結果です。
最後は「着るか、着られるか。」
僕なら、着ます(笑。

ベスト、もう少しお待ち願います。
コールパンツ、また次回、お願いします(笑。


テーラード(後述)の洋服は、生地だけで服にはなりません。
見えない内側は、毛芯や肩パッド、垂れ綿(画像)など、多くの附属・副資材から構成されています。
垂れ綿は、袖山を丸く立体的に見せるため、内側から表地をふくらませます。

この垂れ綿も、芯地や肩パッドと同様、
既成品ではなく、イメージする洋服に合わせて作ってゆきます。
目に見えない影武者たちの存在が、その洋服がどのように見えるのかを決定付けてゆきます。


こういう一手間ひと手間、料理と似ていますね。
丁寧に灰汁を取ったり、面取りをしたり、油揚げの油抜きなどの下処理をしたり。
この一手間が、料理の味わいを随分と変えるのと同じですね。


【テーラード】
テーラーメイドと同義で使われます。
テーラー(紳士服の仕立屋・裁縫師)に由来し、
一般的に「紳士服仕立ての」という意味で用いられます。
ドレスメイキング(婦人服仕立て)の柔らかい仕立て方に対して、
テーラードは、素材・型・仕立て方などが硬く、しっかりと仕立てられます。
最近の紳士服は柔らかくなり、婦人物(ドレスメイキング)との差がなくなってきています。