ボイツクラシックアカデミー(BCA)のイベント第1弾が決まりました。

昨年も楽しませてもらった室内デュオコンサート、『コンサート/パリからの風』です。





チケットの詳細は、BCA事務局までお問い合わせ下さい。

直アドは、info@boits.org です。





コンサート終了後、パーティーも予定しております。

皆んなでお洒落して、楽しみましょう!!






昨日は友人家族と昼間っからバルコニーで『外メシ』の予定でしたが、

雲行きが怪しくて、急遽室内で『内メシ』に切り替えました。

濃厚なボローニャ料理にベルギービール『CHIMAY』は結構合いますね。





ベルギービールで有名なのはヒューガルテンですが、濃厚さを求めるとシメイ♪

輸入元の説明によると、「世界最高級品!」と書かれています。

アルコール度数9%なので、程ほどに!(笑)






昨年7月に結成したボイツクラシックアカデミー

そのサテライトプロジェクトに、パタンナー養成スクール

主宰されている松村氏が名乗りを上げて下さり、後継者育成機関である

マイスターファクトリーが、2009年10月に開校される事になり、今夜もその準備でした。







クラシックアカデミーのメンバーを初め、

業界のプロの方々にも協力を仰いで講師役をお願いし、

2年間のプログラムで、技術者の育成プログラムを進めて参ります。



業界を目指される技術者志望の方!

ご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。

salon@masseattura.com



なお、ボイツクラシックアカデミーのサイトは準備中です。

6月8日までには完成させる予定ですので、

もう暫らくお待ち下さい。






僕がダイビングのインストラクターとして、

今までにCカードを発行した生徒さんは100人以上になります。

ショップに在籍していた時の講習生を含めると300人近くになると思います。



今日は、その中のSさんの結婚式にお呼ばれしてきました。

同じテーブルのNさんご夫妻も僕の認定者です。

ちなみに、息子さんもです!!

お2人ともパラオやモルディブ、シパダンばかりか、

レッドシー(紅海)や、極めつけはガラパゴスで専用船をチャーターしたり!





ダイビングでは、普段の生活では出会えない人たちと知り合いになり、

自分の世界観も広がり、、良いこと尽くめです。



アイリッシュのMr.オウンもその1人で、

オウンが、「ヤナセさぁ~ん、こんな人めったに会えないよ~」と、記念撮影。

それって、ねぇオウン、、どういう意味なんかな~(汗)



当日、店で着替えてから披露宴会場の京都まで出かけたのですが、

思い付きで選んだコーディネートで出かけました。

これ、ちょっと、、やり過ぎですか?

お祝いですから!(笑)

あ~、、最近10kg太りました。。





Sちゃん、ご結婚おめでとー!末永くお幸せに!!

子供の講習も僕に任せといてな~(笑)






いつもお世話になっている高田釦貿易さんに

今朝、奈良の貝ボタンの加工工場に連れて行ってもらいました。

日本の貝釦の歴史は、

ドイツから神戸に機械が入って、

最初は神戸で生産されていたそうですが、

その後、大阪→河内、現在の奈良に落ち着いたそうです。



貝ボタンには大きく分けると2種類あって、二枚貝と巻貝があります。

マッセアトゥーラでは通常、白蝶貝(二枚貝)を使いますが、

ご希望があった時には、高瀬貝(巻貝)も使います。

今回は、高瀬貝の加工工場に伺いました。



高瀬貝には産地があって、左から

ニューギニア産、インドネシア産、沖縄産です。





中でもインドネシアのマカッサル産が粘りがあって、底光りして良いとか。





原貝から、1つ1つ手作業でブランク(生地)を抜き取ります。





厚みが違うし、貝の形も1つ1つ違うので、ここは手作業となります。





抜き取った物(ブランク)を、





選別機で厚さごとに分けて(ロールかけ)、





次にいよいよ、形成工程に入ります。





平べったいままのブランク(生地)を、





1個ずつ、形成してゆきます。





その後で漂白や





薬品処理をして下地作りをします。





薬品の配分やさらし時間が、各工場のノウハウなのですが、

低温(通常80度だそうですが、森本さんは60度です)で長時間さらすと、

強度も落ちず、経年による色の変化も、ほとんど起こらず、長い間綺麗なままです。



温度を上げれば、使う薬品の量も減り、時間も短縮できるのですが、

釦がサクくなって、色も戻ってしまったりするそうです。

やはり手間暇かけてゆっくり、、ですね。





下地処理が終わって、必要であれば面取りをし、





最後にワックスをかけて化粧をします。





籾殻とイボタ蝋で磨き上げ、ピカピカに仕上げます。





この日伺った森本さんのお宅では、

この仕事を始めて100年程になるそうですから、

農家の副業として奈良に広まりだした頃からって事になります。



今では海外でコストの低いポリボタンが大量生産されるようになり、

国内の貝ボタン産業は徐々に縮小を続けています。

現在、この保田地区で貝ボタンを作っているのは30戸程で、

そのうち常時稼動している工場は10件程度だとおっしゃってました。

それでも、奈良県の貝ボタン製造は全国シェアの85%を占めているとかで、

いかに需要が減ってるかを物語ると同時に、後継者問題も避けて通れないようです。

貝ボタンを使ってくれるシャツ屋さんが増えることを願っています。

それが後継者問題を解決する最短の近道ですから。






以前にご紹介した、店内にあるSEMのリトグラフですが、

今日Nさんから、「この額、シルバーみたいですね」と言って頂きました。

言ってもらったのは数える程ですが、お客様に絵を見に来てもらっている訳ではないので、

普通は?そういう話題にはならないんでしょうけど、

こんな会話からこそ、お客様の価値観が分かったりするので大切ですね。





そうなんです、この額縁は銀箔を張ってあってあるんです。

塗料とは違う、独特の光沢があるので、見える人には見えるんですね。



このリトグラフを飾るため、

シルバーの額縁を探しに行ったのですが、

この額縁を見た瞬間、体に電流が走ったくらい感動して即決め!

お店の人に、「これ、箔押しですか?」と聞くと、お店の方も「そうです!」と嬉しそう♪



興味のない人には単なるシルバーなのでしょうけれど、

銀色に塗装された他の額縁の4倍もする価格にも関わらず、僕には、

これ以外、目に入りませんでした。(汗)



スーツにも、こんな部分は沢山あって、理由は分からずとも、

好きな人が見ると、そこには必ず理由があってそれを考える事も面白いものです。



ちなみに、これを買ったお店は、僕のお気に入りで、

大阪の中央区にある、『大額』という額縁の製造卸をされているお店です。

店内を見ていると、あっという間に2時間くらい経ってしまいます。






お父様がテーラーを営んでおられたというKさんですが、

そのお父様がお亡くなりになられ、縫ってもらえる人が居なくなって、

困っておられた折、10年来お付き合いをさせて頂いているお客様からご連絡を頂きました。



そのお客様Oさんから、「柳瀬さんトコ、生地の持ち込みって出来る?」とお電話があり、

基本的にはお断りしていると言う理由を色々と伝えさせてもらいました。

その理由は、お客さまにかかってくるリスク、そして、

僕の方にかかってくるリスクです。



万一事故が起きた場合、その生地が一点物で差し替える生地がない場合ですと、

その生地は戻ってきませんから、多大なご迷惑をかけてしまいます。

代わりの生地を探そうにも、全く同じ生地が見付からないと、

お金で解決する以外に解決策が見付からない場合、

正直言って、お客さまにとってはお金の問題ではない!となってしまいます。



またこれはあって欲しくない事ですが、

残念にも、最初から悪意がある方がいらっしゃって、

法外な代金を請求されて困った事があるという事も聞いたことがあります。



人がすること、細心の注意を払っていても、100%は不可能です。

ですので、やはり信頼できる方でないと、、と言うのがこちらの言い分なわけです。



たまにご新規で来られたお客様が、

「持ち込み料を払うから」と言われるケースもありますが、

そういう問題ではないこと、ここまでお伝えして分かって頂けると思います。



しかし例外的にお受けするケースもあります。

もちろん、持ち込み料なんてなしに、仕立て代だけの費用で。

今回のOさんからのご紹介もその一例で、Oさんの人柄や信頼感によるものです。



もちろん、Oさんと僕との間でいくら信頼関係があると言いましても、

Kさんが「大切な生地、お前に任せられるか!」ってなると、成立しない話ですが。(汗)



今回の生地、前回の仮縫で型紙も完成していますので、

生地の特性を見極め、微調整の上でいきなり本縫いに入らせて頂きます。

大切な生地をお任せいただけます事、嬉しく、そして光栄です。

出来上がりまで暫くお時間下さいませ。