肩線かパッド処理か

今日はYさんの麻の3ピースの仮縫いでした。

左肩より、右肩が下がっていらっしゃるYさんですが、

見栄え(左右のバランス)を優先し、肩パッドで調整をするか、

着用感を優先して肩線の傾斜で調整をするか、バランスを考えます。

肩パッドを加えたり、肩線をいじってみたり、少しづつ方法を変えてゆきながら、

少し離れて客観的に見ると、ベストなバランスが見えてきます。



ジャケットはある程度、肩線が傾斜している方が艶っぽいと思うのですが、

やはりご本人の身長や体格、肩巾や首の長さなど、全体のバランスを考えないと。

この瞬間、僕のカンバスはお洋服を着られたお客様。って、ちょっと格好良過ぎますね。(爆)





上記のように、補正は当たり前のことで、

ベストの見え方や胸ポケットの配置、襟巾、ゴージの高さ、

ゴージラインのカーブのニュアンスなども、全体のバランスを確認する事が目的です。





パンツは、前股上と後股上の調整だけでお尻のラインが綺麗に納まり、

高い位置までスラッと脚が伸び、言う事なしでした。(笑)

いつものシルエットより、少しクラシックに。。