朝から、パンツプロジェクトの打ち合わせでした。

今日はSさんのパンツ仮縫いですが、5cmは脚長に見えますね。

ちまたに溢れる脚長パンツとは、根本的な考え方が全く異なっていて面白いですよ。





Sさんが履いて来られたパンツも、同じようにヒップの納まりが綺麗な型紙ですが、

どうですか?、、上の画像のヒップと比べてみて下さい。

それぞれに特徴があって面白いですね。





実はこのパンツ、普段なら、

ウエスト、ヒップ、股上、そして出尻平尻、

MasseAtturaだと、加えて前後の股上や寝起きなど、

せいぜい8ヵ所しか採寸しない所を、その倍は立体的に採寸しています。



その瞬間、「誰にでも似合わへんのちゃうん!」って突っ込まれそうに思ったので、

少しサイズの違う僕も、Sさんのパンツを履かせてもらいました。すると、、

この通り!少し特殊な?僕の体型でも、綺麗に納まりました。

※脇を引っ張り上げてるので、少し吊りあがってます。





実際の生地で縫って着用してみて、、

そこから更に色々な改良点が見えてくると思います。

もちろん、このパンツプロジェクトのきっかけはゴム入り?パンツです。

今回の着用感は、店にシーチングサンプルを置いてあるので、

サイズの合う方は、是非一度、、お試し下さい。

特殊体型の僕のサイズですが。(汗)








先週に引き続き、ソリに行ってきました。

京都の鞍馬近辺ですが、先週と打って変わって雪も少なく、

鞍馬を通り越えて更に山奥へ30分、雪を求めて京都の花背~広河原まで行きました。



広河原スキー場から先は、積雪で通行止めなので、そこから引き返し、

今度は林道に入って場所を探していると、すぐ真下に川が流れているものの、

かなりナイスなコースを発見したので、雪を掻いてコースを作って滑り始めたところ、、





最初は下に流れる川が恐くて恐る恐るでしたが、

段々調子にのって、LONGソリでぶっ飛ばすようになって、

挙句の果てはコースアウトして、5m下の川に転落してしまいました。

頭打って死ぬかと思いました。太郎も「もぉソリせぇ~へぇ~ん」って泣きじゃくり、、



でも、、その30分後には、ずぶ濡れになった服を着替えて再びスタート!!

親子揃って、、アホですね。(苦笑)





大学の頃、夏はこの辺りの山道をぶっ飛ばし、

日本海まで1時間ちょいで(90km)週3ペースで素潜り。

雪が降った冬は冬で、真夜中の林道を、4輪ドリフトでぶっ飛ばし、、

久々にこの辺りに来ると、そんなメチャクチャな頃の思い出が甦ってきました。

今年で気付けば、僕も41歳になりますが、

やっぱり青春とは〝気持ち〟次第だと思います。(爆)








ゴム入り?ジャケットに続いて、

今度は、『ゴム入り?パンツ』プロジェクト!(笑)

シーチング仮縫状態ですが、本縫いで試作して頂いたんです。(爆)





生地も、出来上がりを想定して裁ってもらってあります。

着用してみたのですが、ミシンで縫ってあるのに既にグニュグニュ伸びます♪





今回の『ゴム入り?パンツ』は、これから、

かなり面白い企画が目白押しなので、皆さま、お楽しみに!

ヒップの収まりも抜群に綺麗なのに、画像を撮り忘れてしまったのですが、

Hiraiwaさんが、ご自身のブログで、こんな恥ずかしい画像をアップして下さってます。(汗)






Oさんがイタリア旅行で、ロロピアーナのジャケットを買ってこられました。

ほとんど芯もなく、カーディガン感覚のジャケットですので、

シルエットも、最初はユッタリしていました。

それを比較的タイトフィットに、、



そんな、ご希望を叶えるべく、

今回のお修理における変更点について、

肩巾・バスト・袖丈・ウエスト&ヒップ周りを絞って、

それに加えて、少し薄目のパットを加えて前肩に調整し直しました。

それでなくても軽いジャケットですが、別物に思える程、劇的な変化を遂げています。



ふにゃふにゃなのに、

タイトになった分、少し皺が出ますが、

全体のイメージを優先すれば、気にならないレベルです。





今回の袖丈は、肩先で削っています。

着心地チューンナップに続いて、シルエットチューンナップ!(笑)






ゴム入り?ジャケットが完成しました!

最終的には4回の仮縫い、それもフィッティングの為だけでなく、

さまざまな研究テーマを交えながら、試作に試作を繰り返して出来上がりました。

もっというと、試作も、僕のジャケットだけでなく、

他にも数着のジャケットが時間差で同時進行してきました。

今回の完成が着地点ではなく、今後更に進化させなくては、やってきた意味がありません。



こんなシッカリした生地が、

正直、「ここまで伸びるか~!?」って感じですね。

実際に、ここまで〝ぐにゅぐにゅ〟することはないでしょうけれど、

ホント、このジャケットを着たまま、ゴルフのスウィングができそうですもんね。(笑)





最初は型紙の検証から始まったのですが、

縫製技術にも、当初には誰も想像もしていなかった技術が込められています。

この技術は、腕を曲げた時にも体感できて〝ぐにゅ〟って感じです。

この感覚は、今回の洋服作りの中で目指していた訳ではなく、

副産物的に?ついてきた結果、、棚ボタです。(爆)





こんなにシッカリした生地なのに、

伸びているかのように、こんな丸く添っています。





この画像は別のジャケットですが、非常に着用感が優れています。

その理由の1つが、この袖に隠されているのですが、今回はこの方法ではなく、

今までになかった(らしい)新たな方法で、見事に克服できました。まさにクラシコ大阪です!!





皆さまからのご注文を、お待ちしてります!

プロジェクト当初から一緒に楽しんで下さったSさん、Mさん。

そして途中から加わって下さったOさん、Sさん、本当にお疲れさまでした。

ありがとうございます! 次のプロジェクトも目白押しですので、引き続き宜しくお願いします。






今朝、店を開ける前に職人さんの所に伺ってきました。

いつも写真は嫌がられるのですが、今日は新聞の取材でしたので、

顔出し厳禁!という条件付きで、数枚のみ、撮影の許可を頂く事が出来ました。(汗)

今まで何度頼んでも断られ続けたのに(汗)、でも、、こうして初めて、

マッセアトゥーラのシャツが縫われる現場を紹介させてもらえて嬉しいですね。



裁断前に、僕の方で湯のしをし、

それから、この道50年のMM裁断士によって、

1人1人起こした型紙に合わせ、包丁で丁寧に裁断されます。





使い込まれた包丁、、と思いきや、

この『スルメ』と呼ばれる剣先包丁は毎朝キチンと研がれ、

3年ほどで、こんなに小さくなってしまいます。





裁断された生地は、職人さんの手元に届けられ、

こんどもまた、この道50年のMSさんの手によって丸縫いされます。





MSさんの奥様が、襟に芯を沿わしたり、『下張り』を担当されます。

MM裁断士とMSさんは、パートナーを組まれて47年目。

阿吽の呼吸でシャツが出来上がります。





この職人世界にスポットをあてると最高に面白いのですが、

今日は、職場のご紹介だけに留めておきます。

これからも元気で作り続けて下さい。

そして、「教えるなんてワシにはでけへんで」なんて言わずに、

後継者への技術継承に、一肌でも二肌でも脱いで、益々頑張って下さいよ!

これからも宜しくお願いします。