これサグラダファミリアに次いで有名ではないでしょうか?

ガウディ建築については、以前にコテコテと書いていますので、今回はサラッと。



20世紀の初頭、ミラ夫妻の依頼によって建てられた、この超高級な集合住宅(マンション)は、

現役の世界遺産で、実際に住んでおられる方もいらっしゃるそうです。





中に入って、エントランス方向を写しました。

全ての造形が有機的で、まるで生きているような気がします。





中庭は外部に吹き抜け、庭を取り囲む壁面や階段にも曲線が使われています。





バルセロナの目抜き通り、グラシア通り沿いに普通に建っています。

溶け込みすぎて、通り過ぎてしまいそうです。不思議です。





カーサ・ミラの屋上から、サグラダファミリア大聖堂が見えます。





バルセロナが凄い街だって思えるのは、

こうした建造物(芸術作品)が、街の風景に溶け込んでいるから。

後日また紹介させて頂きますが、町の北の外れ(丘の上)にあるグエル公園なんて、

世界遺産である公園が今でも普通に、市民の憩いの場となっているんです。






昨日は、TAKASHIさんがパリから一時帰国されたので

マッセアトゥーラのすぐ近くにある、中国菜・香味(シャンウェイ)に行きました。

全員がBoitsメンバーですが、内容はあくまでプライベートです。(笑)



オーナーシェフの矢谷さんが創り出す料理は、中華をイメージすると全くの別物。

2ヶ月前にオープンしたばかりですが、雑誌への掲載で、グルメブロガーの洗礼済みです!

巷では、マーボー豆腐が有名みたいですが、僕はいつもお任せです。

だって、麻婆豆腐以外にも、メニューにはない、絶品料理が

次から次へと出てくるんです!もぉ最高!!





何度行っても、飽きません、大勢で行って色々な味を愉しみたいですね。

もっぱらの話題は、ゲイ話?で盛り上がったような記憶が、、

料理にしても、洋服にしても色気がなくっちゃ!

ってな流れで美しさを追求する話題、、それでゲイの話題に!?(忘)



2件目に行ったスタンディングBAR、ここもお気に入りです♪

途中、僕の忘れ物を届けてくれた矢谷さんも合流、更に話題は拡大路線!

それにしても矢谷さん、どうしてココが、、

でも歳のせいか、翌朝になって残るのは、アルコールではなく、足の筋肉痛かも?

それでは皆さん、金曜日のコンサートで再会(サイチェン)!



2008年9月8日追記:Mのランチさん、勝手にリンクを貼ってごめんなさいっ!


7月25日放映の読売テレビ、

木梨憲武さんの番組『未来創造堂』に、

ナチュラルクリーンの山田会長が登場されます。

ナチュラルクリーンは、

この生地を見られた方は、少なからず目を奪われるようです。
ただ現実的には、これを選ぶ事が出来る方は贅沢なんだろうなと思います。
注文主のN女史もその一人で、ご自身へのご褒美(カンフル剤!)として選ばれたようです。
※ボタンは、僕がナポリで仕入れてきた5mm厚の貝ボタンをお選び下さいました。


この生地は、スコフィールド&スミス社の物で、
モヘア&120’Sウールに、リネンとシルクが45%も織り込まれ、
光沢感のある、何とも奥深い表情をしているのに、軽やかな雰囲気が際立っています。

このような〝サマーツイード〟と呼ばれる生地は、
異素材を数多くブレンドし、上品ながらも野趣味溢れる雰囲気があります。

田中千代服飾事典によれば、「ツイードとは獣毛、主に羊毛のうち短繊維のみを用いて、
毛糸を製する工程、あるいはその織物をいう」と記されています。

もし仮に、無理やりですが(笑、、
短繊維をTweed(ツイード)の定義とすれば、
麻やシルク(繭くず/短繊維)、(アンゴラ)モヘアなどは
繊維長が短く、そう云った意味では、まさに〝ツイード〟と呼ぶに相応しいです!

これらの素材は、通気性や吸汗性にも優れているので、
まさに〝サマー〟ツイード、夏の高級素材の1つに違いありませんね。




いつも100麻番手のシャツを着ていらっしゃるTさんから、180麻番手でご注文頂きました。

麻の番手は綿番手とは異なり、麻番手×0.358で綿番手に変換となりますので、

例えば、180麻番手×0.358=64綿番手という数式が成り立ちます。



麻の場合、綿の64番手とは違って薄くて紙みたいです。

それは、麻のシャツ地は経糸・緯糸ともに単糸で織っているので、

64〝麻〟番手は、単純計算で倍掛けの128〝綿〟番手に相当するんですよ。





いつものフィッティングより若干のゆとりを持たせて肌から離すと、

透け感は和らぎますし、それでも嫌な方は100麻番手程度の目が詰まった肉厚な素材なら、

ほぼ透ける事もないので、そちらをお勧めしています。






カメラマンの高橋さんのシャツは、

オリジナルラインではなく、レスレストンのビスポークライン。

生地はトーマスメーソンのシルバーラインですが、昔の織機で織られていた頃の物。

でも黄色は、この1着分で終わってしまいました。

レスレストンは、日本的で繊細な、世界に通じる美しいシャツです。








今日は麻シャツのご注文があったり、

盛夏用のスーツのお渡しがあったりした中で、

間物(秋物)のコートをご検討のお客様にお越し頂きました。

間物といっても、Fさんはコットン素材をイメージしてお越し下さったので、

最近見つけたコットン素材5点を含めて、今までに仕入れていた生地も見て頂きました。

他にもバンチ見本で100種類以上のコットン素材を見て頂けます。





ウーステッドコットンのような、まるで毛織物のようにしなやかな綿素材から、

バーバリーコットンのように、高密度でシッカリした素材、

他にも樹脂加工されたコットンや、光沢のある朱子織などもあります。

ちなみに朱子織は密度の高い厚地ですが、柔軟性があってドレープの出やすい素材です。

また、ウーステッドとは本来は毛織物のカテゴリーに使われる名称ですが、

それをコットン素材に使うあたり、そのイメージが湧きますね。

来週あたりからボチボチ落ち着く時期に入りますので、

この熱い時期にコートは如何ですか?(汗)






これは8年前に作らせて頂いたコットンスーツです。

今日はゴルフだったようで、最初パンツだけでご来店下さいました。

パンツは凄く良い感じで〝アタリ〟が出ていましたので、Oさんにお願いして、

車までジャケットを取りに行ってもらったのですが、ジャケットの方はアタリが出ていません。





不思議に思いながらジャケットを着ていただくと、、、

パンツが退色しているせいで、上下の色が違っている事が分かりました。





クリーニングに出す回数が上下で違うと、微妙な色の違いが生じることがあります。

ジャケットを脱ぐ機会の多い夏場は、紫外線による退色も原因となります。

上下を〝同じ頻度で〟一緒にクリーニングに出して頂くことで、

退色や痛み具合などのギャップを防ぐ事が出来ます。

こうなった場合でも、着色という方法で、ある程度までは直せますが、

先ずはこうならないよう、ご注意下さいね。






1ヶ月程前、上海出張の前々夜に採寸をさせて頂いたTさんは、

その後アメリカとヨーロッパにご出張され、今朝ウィーンから帰国されたばかりです。

この1ヶ月に3回の出国と、たった3日の日本滞在!



人それぞれ、オーダーに対する価値観は色々ありますが、

Tさんの価値観は〝俺にかかる人件費って安くないですから〟がベースにあるようです。





ビジネス上、相手に不快感を与えない装い、、

それを求められるTさんは、経験上そんな洋服を探す時間が勿体無いと仰います。

気に入った洋服を見つけても、サイズやシルエットが違ったり、

サイズやシルエットがピッタリでも、今度は気に入った色柄じゃなかったり。



オーダーで洋服を買う事は〝良質な〟時間を買う事に等しい、、

もう4年のお付き合いになりますが、いつも色々な事を気付かせて下さいます。






いつもTPOを使い分けてオーダーされるTさんですが、

この〝夏〟スーツは、まさにTさんの仰る「ステージを楽しむ為の衣装!」ですね。





白シャツをサラッと合わせるのもアリですが、

今日のフィッティングでは、数年前にご注文頂いた同系色のシャツを!





張りがあり、シャープなイメージのトニック素材を

更にシャープなイメージとする為に、普段のフィッティングから微調整。





これ、シャツに入れたイニシャル刺繍が、さり気なく〝粋〟です。(笑)

ちなみにこのシャツ、白ベースではなく微妙に黄味がかり、

組織も、トニックに何気なく合う刷毛目です。