Mさんのこのスーツ、色も綺麗ですが、それより注目すべきは何と6PLYなのです。





2度ほどご着用頂いたようですが、予想以上の着心地にご満足頂けたご様子でした。

もっとゴリゴリになるかと思ったら、流石は高級!服地ですね。(笑)

シッカリ張りもあるので、ラインはビシッと出ます。





このスーツ用に?(笑)、高級洋服ブラシもオーダーされたようです。





僕も同じ生地で、ジャケットを頼みました。

そちらの出来上がりは、来シーズンになりそうです。(笑)






Hさんのベストの仮縫いです。

Hさんの今回のご注文はビスポクチュールの3ピースですが、

ベストだけ仮縫いさせていただく事になりました。

フィッティングの為ではなく、前回とは違うパンツのシルエットですので、

パンツへの被り方など、微妙なラインを調整するため。

必要な仮縫いは積極的にさせて頂きますが、

コストを抑えるためにも、最初の採寸時間は少々長くなりますが、

ブロックサンプルにて仮縫いと同等のフィッティングを行うようにしています。







前着丈、後ろ着丈だけではなく、

Vゾーンを決めるための第1ボタンの位置をピン打ちし、

ボタンとボタンの間隔なども、ジャケットと合わせながら、微調整しました。






ご新規の方で、「チャチャっと測って~」と言われる事がありますが、

申し訳なく思いながらも、お断りする事があります。

ろくに話もせず、その方に相応しいスーツが、どんなのか、僕には分からないから、、



プレタ(既製服)を売るのであれば、それで良いかもしれませんが、

オーダー(注文服)で、最初から作るわけですから、どんな洋服を作れば良いのか、、



当店のスタイルはコレですから、コレを着て下さいね~じゃなく、

マッセアトゥーラのスタイルは、注文者に相応しい、必要とされる洋服を作る事。



もしも、「そんなの俺にも分からないよ」っていう場合には、

注文洋服を作る上での幾つかの大切なポイントを聞かせて頂ければ、

ご提案させて頂くことも出来ますからご安心下さい。



座り仕事を優先するのか、立ち姿を優先するか、

ビシッと直線的なライン?それともドレープに富む柔らなラインを求めるのか、

耐久性は必要なのか、特にそうでもないのか、

背筋の伸びる着心地がお好みか、リラックスした着心地の方が良いのか、

出張は多いのか、そうでないのか、

究極は、スーツに何を求めるのか、ですね。



スーツ作りは人作り、、

聞かずとも、その方に相応しい洋服を作る能力があれば、

なにもかも解決できますが、それには、まだまだ僕の勉強が必要なようです。(苦笑)






最近、バタバタしてお渡し前の撮影がすっかり疎かに、、でも、

今日はしっかり撮らせて頂きました♪(笑)

シャツとネクタイは、あり合わせですが、ご了承願います。



まずは、東京のYさんのスーツです。





ミディアムダークなグレーをベースに、パープルのチョークストライプ。

白いストライプよりも、コントラストが弱い分だけ、

遠目に見ると落ち着いてみえますよ。





続いてOさんのスーツです。

男臭~い、ヘビーウェイトのイングリッシュフランネル。

マーティンソンnameで、この生地の事だけで原稿用紙1枚書けそうな

コダワリを持って織られた綺麗なインクブルーの英国地とナポリスタイルとの融合は、

まさにマッセのスローガン?〝イタリアの陽光とイギリスの陰影〟です。(笑)







Bさんのこのコートは、奥様からのプレゼント!

ナポリのカチョッポリからデリバリーされた100%ベビーキャメル素材です。

着丈、ポケットのバランス、襟のバランス、どれも全て、

Bさんと奥様の思いが盛り込まれています。





Bさんのスーツ、、かなり個性的で人気のあった生地ですが、

この1着が最後でした、、絶妙な色使いが映えます!!

僕も大好きなシルエットでご注文頂けました。





こちらもBさんのジャケットです。

英国のヴィンテージ素材を裏使いされました。

写真で巧く伝わらないですが、ほとんど玉虫状態です。(笑)

かなり〝粋〟です!!





アンコン仕立てですから、

本来の表が、脱いだ時に見えます。





他にもあったのですが、ハンガー便の集荷時間でタイムオーバー!

皆さま、どうもありがとうございました!






先日の紹介の谷角靖くんの写真集を、彼の特別手配で入手しました。

アマゾンでプレミアがついて、倍以上の価格になっています。

今回の本は新品で、しかも直筆のサイン入り!

転売不可、顧客の皆さまだけへのクリスマスプレゼントとさせて頂きますので、

ご希望の方は、直接ご連絡下さいね♪










【2007年1月15日】

朝から〝湯ったり〟とバスタブにつかり、ラウンジでゆったりと朝食を楽しみ、
そんなご機嫌な朝で迎えたドネガルの1日。
ホテルまで、Mageeのスタッフが迎えに来て下さいました。
Magee本社までは車で10分程の距離、ドネガルの街の外れにあります。
本社は大きく分けて3つの建物、
デザイン・サンプル棟、織り棟、洗い棟に分かれています。

名刺交換の後、色々と質問を受けました。
ドネガルツイードについてどう思うか、年間の取扱量はどれくらいか、
どういう経緯で今日の見学に至ったのか、僕が並べる英単語で伝えるのは大変でした。

今回は英国のヘンリープールが取り扱っているロンドンの某羅紗屋さんと取引のある、
日本の某羅紗屋さんのアテンド、という複雑なルートで実現しました。

まずはデザインルームです。
シーズンの傾向を読みながら、
テキスタイルデザイナーがたくさんのサンプルを作り、指図書を作ります。
その指示書を元に、見本反が織られるのですが、
ここでもデザイナーと技術者の間で、入念な打ち合わせが行なわれています。
過去の生地は全て保管され、いつかの時には参考にされるそうです。
そう、ファッションは繰り返されますからね!(笑)
使う糸は全て外注しているそうですが、
それも全てデザイナーの指示で別注されているので、
マギーのツイードは、完全オリジナルという事になります。
こうして、多くの糸が品番によって管理され、ストックされています。
現在、工場にある織機はレピア織機とズルツァー(スルザー)織機だけだそうです。
※レピア織機=シャトル織機  ※ズルツァー織機=シャトルレス織機 やはり効率を考え、このレピア織機も、もうすぐ入れ替えるとか、、
効率を求めると品質が落ちないか?と聞くと、
織り出してからのスピードを変えないよう調整するので、
それまでの準備や故障して作業を中断したりするロスを減らすことで、
全体のスピードを上げて効率化を図るだけだから、「安心しろ!」と笑われました。

その後、洗いと
乾燥プレス工程へと作業が進み、
最後に検品されて完成です。この流れの中でも、
最近では、フィニッシング(整理工程)は外注する所が多くなっています。
途中の行程で、このブラシで起毛したり、他にも
細々とした工程もありますが、大まかには、こんな流れとなります。
大きな流れは、ツイード(紡毛)もウーステッド(梳毛)も同じような感じです。
ちなみにこのブラシ(起毛機)、昔は一般的に本物のアザミの実が使われていたと聞きます。
今でもフカキ毛織のカシミア最高ランクや、ビキューナ、グアナコの高級素材には使われているそうです。
みなさん作業中にも関わらず、本当に気持ちよくニコヤカにご対応下さいました。
手を止めて直接ご説明下さった方も何人かいらした程です。
感謝です、申し訳ありませんでした(汗)。

その後、15人ほど残るハンドウーヴン(手織り)のウィーバーのところへ連れて行って下さいました。

ここは工場の中にあるのではなく、
Mageeが契約したウィーバーの自宅で織られるそうです。
今回お邪魔したウィーバーも、40年近く織機を踏んでいらっしゃるそうです。
最も若い職人さんで30過ぎの方もいらっしゃるそうですが、
彼は特殊で、彼を除いて、ウィーバーの平均年齢は60歳を過ぎているそうです。
ここでも後継者問題は深刻そうでした。

シンングル巾(75cm)の織物を1反(約50m)織るのに25時間程かかるそうで、
これはダブル巾(150cm)に換算すると50時間かかる事になります。
低速シャトル織機で織れば2日で1反強ですから約6倍。
高速シャトルレス織機と比べると、約14倍です。
画像の左にあるキャタピラーのような連続プレートが、
緯糸の打込みを指示するパンチカード(デザインプレート)です。
これによって木製シャトルが緯(横)方向に走りながら、緯糸を1本1本打ち込んでゆきます。
Mageeでも、複雑な柄や手の温もりを重視した生地だけが
彼等の手によって織られるようです。
画像でボケてる部分が、上の画像の木製シャトルが走ってるところです。
足の動く速度より早いので、足よりもボケて見えてますね!(笑)
ツイードの中でもカラーネップの効いたチャーミングな表情がドネガルツイードの特徴ですが、
それも北の最果てのこんな小さな工房で、彼らが1反1反、織り上げているのです。
ほらね!
昼から急に雨が降り始めたのですが、
大西洋沿いの海岸線に連れていってもらいました。
最果てらしい雰囲気が、この雨のせいで余計に漂ってました。
本当なら見所が沢山あるので見て回りたいところですが、今回はそこだけ、、
それでも、どのような環境の中、どのような場所で織られているのか、
それが垣間見れただけでも良かったです。
画像は撮り忘れてました、、

今回の機会は、本当に沢山の方に支えられて実現したものです。
皆さん、ほんとうにありがとうございました。
そして、洋服好きの皆さん、ドネガルツイードを宜しくお願い致します。(笑)




以前から何度も!紹介している、(オーロラ)写真家の谷角靖くんです。

日本写真家協会の正会員への入会も果たしました!





一時帰国で、来年のカレンダーを持ってきてくれました。

別に20部頼んだので、ご希望の方は是非!










スーパーブリオとは、季節外れの織ネームですが(笑)、

昔のネームの方が、味わいを感じますね。










つくば市のWさんのジャケットです。

この生地は、マッセアトゥーラでは人気があって、

日本人が敬遠しがちな緑ですが、意外にスンナリと着て頂けます。

ベースになる緑も、モダンな感じの微妙な織柄が入っていて、

レンガ色のウインドゥペーンが活きてます。





こんなモダンな表情のツイードなら、都会的です。










コーディネートは、「こ~でねぇ~とっ!」って見本。(爆)

ジャケットには、黒いパンツを合わせようとされる方が多い?ですが、

この配色はNさんも、「思い浮かばんかったなぁ~」と気に入って下さったご様子。

フラノのメランジェグリーンのパンツ、粋ですね。