戦争と軍服

今日は15日、忘れてはならない日ですね。

僕は子供の頃、よく戦争の話を聞かせてもらった記憶があります。

自分のお爺ちゃんや親戚のお爺ちゃん、、近所に住んでいたお爺ちゃんから。

近所のお爺ちゃんは頭の中に、受けた銃弾を抱えていました。

そして今、実体験を伝えてくれる彼らが亡くなり、

時と共に、自分の中でも戦争に対する意識が薄れていくのが分かります。



僕はダイビングのイントラをしていて、南の島へあちこちと潜りに行った経験があります。

南の島は、日本が統治していたところが多くあり、

今まで僕の知らなかったその国で、

戦争の爪跡や、日本の統治時代の事を知らされてきました。



例えば、ミクロネシアに浮ぶパラオ。

あちこちから日本語で声をかけられるのです。

食堂でご飯を食べてると流暢な日本語で戦争の話を聞かされます。

そのパラオのペリリュー島には、焼け爛れた戦車が野ざらしのまま放置されています。



パラオに限らず他の国でも、あちこちで同じような思いをしました。

旅行だけでは決して行かない、ミクロネシアや東南アジア、インドネシアの国々。



トラック諸島に関しては、日本の艦船が数多く沈んでいます。

その艦船を見て喜ぶアメリカ人ダイバーを見ながら、

日本人ダイバーは複雑な心境になります。



昨今の国際情勢を見て余計に思います、、決して忘れてはならない過去の過ち。

多くのテーラーが軍服を作らされた時代が再来しないように、

今日この日、新たに平和を願います。



下の画像は『HENRY POOLE ~ Founders of Savile Low』

の中に出てくる軍服の一部です。





これがその本、『ヘンリー・プール ~ サヴィルローの創設者』です。

この本が出た時、現当主・アンガス氏から頂きました。