今日お渡しのAさんは、

経験から辿り着かれた自分スタイルをお持ちです。

膝23cmに対して裾巾27cmというパンツのシルエットも、

今までの経験の中で生まれたスタイルです。

ですので、今日のスーツも随所にAさん流が取り入れられています。





ボタン位置(高さ)を意識した上での、ジャケットのフロントカーブは小さめですし、

腰ポケットの位置ばかりか、斜め角度も長年の経験によるもの。

襟巾も全体のバランスを考えた上でのAさん流です。





画像からは、パンツ全体のシルエットは分かりづらいですが、

Aさんの体型ばかりか、雰囲気までを最大限に際立たせたシルエットになっています。





マッセアトゥーラの通常14mmサイズの袖口のボタンも15mmを使い、

ボタンとボタンとの間隔も2mmの指定です。

それを撮ったつもりが、、

鏡に映ったパンツのシルエットを見ると、

上の画像より、そのエレガントなシルエットが良く判ります。

ちなみに、、サイドベンツも深めの28cmです!



今日のタイトルである、〝着るか、着られるか〟ですが、

Aさんは、まさしく自分の意思〝自分の想いで着るスーツ〟を創られる方です。








雑誌〝Nile’s NILE〟に、憧れの車、’73年式のポルシェ911カレラRSが!

現代の車のような絶対的な性能は求められませんが、

単なる移動の道具となってしまった、今の〝家電的な車〟でない事だけは確かです。

操る喜び、ワクワクドキドキをくれるはずです。







そんな事を考えいてると、今のスーツとダブらせてしまった。

いつからスーツは仕事をするための〝便利な制服〟になってしまったのか。

だけど今、時代は再びトキメキの方向に動き始めていると思います。

ほんとうの悦びをくれるものの方向へ!



服って、人の人生に影響力を持ったものだと思います。

実際、そんなお客様を何人もみてきましたし、

これからも、それをお伝えし続けます。

スーツの復権を願って、、



今日、突然お越し下さった博多のお客様へ。

先約のお客様を優先させて頂き、

ちゃんと対応をさせて頂く事が出来ずに申し訳ありませんでした。

懲りずに、次回ご来店頂ける事を楽しみにしています。

この場をお借りして心からお詫び申し上げます。