皆さん〝ミスティーネイル〟というカクテルをご存知ですか?



以前このダイアリーで〝ドランブイ〟というお酒を紹介させて頂きましたが、

このミスティーネイルは、ドランブイの甘さを抑えた、

幾分かスッキリした味わいなんです。



この味に出逢わせて下さったBar〝清音〟のマスター、どうもありがとう!







この時期は受注とお渡しの殺到?するシーズン真っ只中ですが、

今夜は、ホッと息抜きをさせて頂きました。

「お前いつも仕事自体が息抜きちゃうん!?」って声が聞こえてきそうですね。(苦笑)

Nさんが2年前にお仕立て下さったスーツです。

袖には重ねボタンがズラッと7個!

写真では判らないですが、かなりのフレア袖で、特別に型紙を作ったものです。

肘の巾よりも、袖口の方が広いんですからね。(笑)

本日ご注文下さったスーツにも、ご定番〝Night KING〟というネームが、、

周りからそう呼ばれているNさんなのでした。




今日は太郎を連れて、京都の二条城へ行きました。

Kさんが事務局長をされている、

日本放鷹協会の鷹匠による、放鷹術の実演を見せてもらいました。



Kさんからは、鷹と鷹匠の関わりとか、練習のお話とか、

興味深いお話をいつも聞かせて頂いているのですが、見るのは初めてです。



神経質な大鷹を扱うには、鷹と人間の関わり方が重要となります。

鷹の主体性を尊重し、鷹の意志に人の方が従うからこそ、

神経質で飼育の難しい大鷹を遣えるそうです。



いつもKさんから放鷹のお話を聞いていると、そこから究極の人間関係さえ学べます。





鷹匠の波多野さん





記念に、、

今日、ジャケットでご注文頂いた生地ですが、

色はシックなのに、とてもインパクトのある表情をしています。

さてここで質問です!どこの生地でしょうか!!(笑)

ちなみにマーチャント物です。




お渡しと、ご注文が重なってバタバタしてまして、、

今日も単なるご紹介ばかりなので、何も考えなくていいから楽チンですが♪(笑)



キュプラ100%(経緯糸ともにキュプラ)のグレーストライプの裏地です。

ライトグレーのヘリンボーン地に良く似合ってます♪





程良くウエストシェイプされた、サーモンピンクのツイードジャケット。

Tさんのお顔の色に似合う、大人っぽいピンクです。

大人のジャケットって感じですね♪

昨年にオーダーを頂いた、ライトグレーのフランネルパンツや、

お気に入りで、同じものばかり6本所有されていると云うグレージーンズにも、

ピッタリ合いますよね♪

ピンクとライトグレーの組み合わせって、とても優しい配色です。

人に与える心理作用的にも〝癒し効果〟絶大です。




以前、横浜のOさんに送らせて頂いた画像です。

といっても、明日には出来上がってくるんですけどね。(笑)

ご希望のイメージをお聞きし、生地に釦の材質や色、裏地を合わせて送らせて頂きました。

週末、大阪観光を兼ねて?(爆)

お越し下さることを楽しみにしております♪







それと、これはお知らせなのですが、

コートのご注文が多くて、お渡しまで35日程度かかる状況です。

仮縫を必要とする場合だと、さらに10日程必要です。

生地を海外より手配する場合だと、更に5日程度必要です。



ですので、年内にコートをお考えの方は、

お早めにお越し下さいますようにお願い致します。






Yさんのこのジャケットで、5着目のホワイトジャケットとなりました。

その内の3人は、同席の可能性もあるのですが、

3人が揃ったら目立ちますよね♪(笑)



ホワイトジャケットって、何にでも合わせられて?意外に便利なんですよねー♪

それこそパーティーシーンから、カジュアルシーンでのジーンズまで、、

それも雰囲気のあるブラックジーンズとかだと最高です。







下の黒いジャケットは僕の私物です。

僕は昨年ホワイトジャケットを作ったので、今年はブラック。

特に意味はありません。(笑)



生地はドラッパーズのフォーマル用のバンチ〝THE BINGLEY〟にあるものです。

ブラックジャケットは2年ほど前に流行りましたが、

そんな事は気にせず、今年になってブラックが欲しくなったから作っただけです♪(笑)



それにしてもこの裏地、

ジャケット地の雰囲気に〝かなり似合ってる♪〟って思いませんか?(笑)

ちなみに、全体の雰囲気に合わせて台場は付けていません。

台場については、機能面よりもデザイン性を重視して、付けるか付けないかを決めています。








(2006年1月12~13日)
マリネッラの通り沿いのお店は、相変わらず溢れんばかりの人だかりです。
この中に、果たしてナポリっ子はいるのでしょうか?(苦笑)
そんな喧騒的な路面店を避けるかのように、
マリネッラのサロンは、中世の建物の2階にあります。
サロン内は、当時の面影を残したまま装飾されたもので、
それだけでも一見の価値がありますね。
イタリア流イギリス様式で統一された内装は、
マリネッラ一族に受け継がれるライフスタイルからくるものだそうです。
マリネッラは、英国製のネクタイ用ヴィンテージFabricの収集家としても知られており、
貴重なネクタイ地が、無造作に置かれています。
1994年のナポリサミットの際に、マリネッラのタイが配られた事をきっかけに、
今ではレディーメイドが主流になったマリネッラですが、
従来からの顧客は今でも、このヴィンテージファブリックを使って、
タイをス・ミズーラするのだそうです。
タイ以外にも、靴やベルトといった洋品類から衣類まであります。
初代当主のエゥジニオ・マリネッラは最初はバール(Bar)の店主でした。
1914年に現在のヴィットリア広場前で創業に至った経緯は、
Barの顧客が、手先の器用な彼に色々な洋品類を依頼したことがきっかけです。
カンの良い方は、もうお気づきだと思いますが、
オーダーのお店って、こうしてBarを起源に持つお店が結構あるんです。
趣味の世界って、そうした〝趣味の場〟から始まってるんですね。
最初は、店の前にあった馬場に集まる人々が顧客となり、
顧客は彼のセンスに任せて注文し、、と云われるマリネッラです。
そう云えば、先日伊勢丹のメンズ館で、現当主のマウリツィオに出会ったのですが、
ナポレターノらしく!大振りなアクションで、
陽気に抱きしめてくれました。(笑)

彼はマリネッラのスタッフですが、
英国っぽい匂いがプンプンするナポリ流の着こなしです。
「京都に行くから、、」と言っていたのは、、いつですかぁ~(笑)
今回も、長さ147cmや143cm、それに巾も9.5~8.5cmを選び、
芯(インテルノ)も、ウーノ、ドゥーエインテルノなど、、
色々とオーダーしてきました。

でもセッテは、「日本人はセッテ好きだけど、すぐダメになるから止めた方がいいよ。。」
ダメになる、、イタリア人らしからぬ?発言ですが、前回も言われましたね。
それとも、僕がそんなにも貧乏臭く見えるのでしょうか?(汗)

以前、別の機会に見学させて頂いた時に書いたマリネッラの工房の訪問記もあります。
ナポリに行くたびに、好きなものを少しずつ仕入れています
これからも、少しずつですが仕入れます
長さのオーダーも可能ですので、
ご興味のある方は是非!



ナポリの生地マーチャント〝カチョッポリ〟のオーナーが

来期の春夏の販促のために来日されました。

「笑って下さ~い」ってお願いしても、「笑わないのが俺のポリシーだ!」と言いながら、

撮り終わった後は、とっても陽気なナポレターノです♪

そのギャップには、ズッこけます。(笑)





お会いして5分以内に、Milanoのsartinoさんからもらった〝ミルト〟で乾杯したお陰で?

大盛り上がりの70分♪(笑)





話題は、彼らが着てきたジャケットや僕のジャケットの事ばかり。

彼の大好きな、75歳のナポリ在住のサルトの話に始まり、

仕立てのディーテールの話、エレガントなラインについてや着心地の事について、、

最初から最後まで、生地の話題なんて、ど~こにも出ませんでした。(笑)

かなりの服好き、まさにマニアです。(爆)



そんな中、唯一生地の話題を1つ。

ナポレターノはコットン素材が好きで、それをサルトに手縫い仕立てしてもらうそうです。

仕立てられるジャケットの内、3割近くがコットン素材とか。



確かに、、

カチョッポリのバンチの中に、コットン素材ばかりのものがあるのですが、

凄くバリエーションに富んでいて、最高なんです。

最初から最後まで全部が、ウキウキワクワク楽しくなるんですから♪

来年のジャケットは、カチョッポリのコットン素材をどうぞ!



服大好き好きのナポレターノ、ヴィンチェント・カチョッポリ氏が、

ナポレターノらしい?自らの選別眼で選んだ素材だけを展開しているカチョッポリは

き~っと、服好きの〝陽気なあなた〟を虜にする事、間違いなしです♪



左の手首には、彼女からもらった、、

何本あるねん!?(笑)

奥様からプレゼントされた結婚指輪が一番大切だと云う愛妻家ぶり?も

生粋のナポレターノらしさだなって思いました。(笑)





そういえば、11月4日登場の仮縫状態のコートの生地もカチョッポリです。

カシミアの風合いなのに、実際にはカシミアは15%と、

普段使い?には気を遣わない??優れもの。

それより何と言っても、赤みのある色気のある紺色が最高です。

そんな話をすると、「この紺はフランスっぽいんだ。」と真顔で返ってきたので、

サラッと流しておきました。(爆)






Kさんからご注文頂いたチェスターフィールドコートです。

シングル3つボタンの比翼仕立てで、襟はピーク。

胸のバルカポケットの巾を5mm広く、

そして5mm下に移動し、打ち合い側に5mmずらしてやります。







腰ポケットのスラント量も、勾配を5mm強くします。

シルエット的には、Kさんから、

今の流行のようにウエストを絞り過ぎないように、とご希望頂いてましたが、

それにしても少し絞り足りませんでしたので、もう少し絞る事になりました。(苦笑)







糸を解いて、躾け糸を打ったりピンで留めたり、、

ごちゃごちゃと打ち合わせをしながら、気が付けばあっという間の90分。

こんな時間が楽しいんですよね♪



生地も、近くで見るばかりか、離れて見たり店外で見て頂いたり、、

バンチで見た時のイメージ通りで気に入って頂けて、僕もとても嬉しいです。