開店以来、モヘア素材を使って細身のクラシコスタイルに仕立てるのが、

夏のお勧め定番スタイルです。

もしモヘアを昔風のスタイルで仕立てたらそれこそ野暮ったくなります。

そのビッカンビカン光沢あるモヘアが今年はブレークの気配です。



でもブレークして欲しくない。

日本って ブームが去れば見向きもしなくなるじゃないですか、、(涙)

でも、流行だブームだと騒がれている内は、まだ本物じゃない気がします。



でもモードを追う方は別。

流れに乗りましょう♪

もちろん、そちらのお手伝いも得意です( ^ ^♪♪



もしかしてノンポリ?

いえ、どのようなご要望にも対応できるのが僕の腕の見せ所ですか(笑)。




今日お問い合わせのあった内容は、価格についてです。

今日のお客様以外にも疑問に思われてる方もいらっしゃると思いますので、

改めて説明させて頂こうと思います。

実際、昨日にも同様の質問がありましたので、、







「A店ではゼニアのスーツが15万だったのに、B店では10万円だった。」

というお話なのです。



これに対する回答については、僕なりに一生懸命!頑張ってみます。



真っ先にお伝えできるのは〝仕立ての違い〟です。

パッと見は同じでも、使う芯地を始めとする附属物の差、そして

工程の違い(手間を掛ける度合い)です。



これがラペルの綺麗な返り(ロール)や、

全体にふっくらした温かみのある雰囲気を醸し出し、

柔らかで、そして軽い着心地を生むのです。



そして更には、コスト最優先で作られた物と比べると、

その差は耐久性の違いとなって現れ、3年後、5年後、10年後に差が出ます。



もちろん、生地の仕入れ価格については、

企業努力というか店の力ですから、その差も若干あるとは思いますが、

量販店でない限りは劇的な差とはならず、

結局は〝仕立ての差〟が最も大きいと云う事になります。







あとは、フィッター(採寸者)の力量です。

採寸時にお客様の体の癖を見抜いた上で、お客様が望まれるもの、

それを、どうお客様を引き立たせる形にするかがフィッターの技術とセンスの見せ所です。



縫製の技術が高くてもこの部分が欠けてしまうと素敵な服は生まれません。

それには時間も要しますし、お客様との対話(ビスポーク)も必要になってきますから、



お互いの信頼あってこそ、良い服は生まれると言えるでしょう。







結局は、それらソフトの部分にお金を出せるかどうか、だと思います。



真のモデリストが存在するイタリアでは、スーツってそんな存在なんですよね。

ブランド云々じゃなく「この人に作ってもらいたい!」ですから、、

昨年の夏に我が愛車’88年式ボロボのショックを交換してから

走行3,000kmと 丁度いい具合に馴染んできたので、

減衰力の調整をしてもらいました。

早速生地の仕入れで阪神高速、市内と走り回ってきましたので、

レポートします。







KONIのショックは 縮み側が柔らかいので乗り心地は硬くならず

その代わり伸び側を硬くしてショックの伸びを抑える為に

車体がロールしません(傾きません)。

だから 街中での乗り心地を損なわずにカーブの続く道や

高速道路での運転がとても楽になりました。

これは不思議な感じです。



普通はセッティングを硬くすれば、

伸び側だけでなく、縮み側も硬くなるから乗り心地も悪くなります。

僕は大学時代から車が好きで色々とイジってきましたが

今回のショック&セッティングは大満足な結果となりました♪



昨年の夏/2004年7月20日のダイアリーを ご覧下さい。




先週末、店内とウインドーの照明工事に入ってもらいました。

今まで暗かったフィッティングルームも明るくなって、

気分もリフレッシュ♪







相変わらず 店舗らしい雰囲気の照明ではありませんが、

あくまで生地を見て頂く事を最優先に考えた照明にしています。

その代わり ちょっとした細工が、、暗くなると分かります(笑)。



照明については2004年10月20日のダイアリー

ご覧になって下さい。

今日はちょっと酔ってる中、失礼しま~す♪



サイン会の後、高橋さん井岡さん

それに松下さんや松下さんの育ての親である高島監督 に囲まれての会食でした。



世界の頂点に立った皆さんから、たくさ~ん刺激をもらいました。



皆さんが素で話されたのは 「ただ好きな事をやり続けただけ」、

「信じた人(トレーナー)についていっただけ」です。

僕はこれからも、テーラーとして僕を選んで下さったお客様の立場で

正直な物創りをし続けます。



帰り道、高橋さんがご試着下さったシャツを 見た高島さんが一言

「胸のラインが綺麗やな」と。



何かを極めた人には 見えるんですね♪

ちょっと自慢、お粗末様でした(笑)。



先着末広がりの8名様に

井岡さんサイン入りメッセージ集をプレゼント♪








今日出来あがってきたシャツも、ほとんどが白です。

ここ1年の白シャツ人気は目を見張ります。

単なる雑誌の影響か、ストライプや カラーシャツを見慣れた目に

新鮮に映るからか。



単に白と言っても無地を選ばれるお客様よりも

圧倒的にドビー柄モノが多いです。

その柄も幾何学模様に、花柄、チェック、ストライプ、ドットなど

色んな種類が30柄程あります。

昔で言うオッサンシャツ、これをタイトに着るのが旬です。

これからの季節だと、白いボイル地も透けててセクシー♪




以前ヘンリープールに行った時にあちこちのメンズショップに置かれていた本です。

帰国してから日本の本屋で日本語版を見付けたのですが、

その時は買い逃してしまって、、これは英語版なのですが

〝紳士へのガイド〟というサブタイトルが示すように

紳士の服装学の本です。

(ちなみに英語版の サブタイトルは〝永遠のファッション〟となっています)







作者も出版社もドイツだからなのか、

どの国に偏ることなく 中立な内容構成になっていて、

写真も多くて見所満載です♪



本日、久々にお客様登場を更新しました。

Wさん、ご協力ありがとうございます!




毎日、ダイアリーネタを考えるのって 結構迷ってしまいます(苦笑)。

服の話ばかりだと面白くないし、

かといってそれ以外ばかりでも、、



という事で今日のダイアリーは切手ネタ。

お客様に郵便物を送らせて頂く為に、

面白い切手を見つけたら買い溜めしています。

ただほとんどが50円や80円の記念切手で、

120円とかになると途端にありません。

それにしても日本の記念切手ってユーモアないですよね。

麻生総務大臣、何とかして下さい(笑)♪




岡山から奥様とお越し下さるNさんのパンツは総ボタンの

パンチェリーナ仕立てです。

パンチェリーナは、ウエスト周りをしっかりとホールドするので

安定感が生まれて履き易さは抜群です。

それにしても これだけボタンが並ぶと圧巻です(笑)。







次にご来店下さる時、

ワーゲンバスウエストファリアキャンパーに乗って来て下さるの

楽しみにしてますね♪

奥様とお越し頂いたNさん、パンツ 上げ過ぎですよ!

いつも 奥様からご指摘を受けているにも関わらず、ほらまた(笑)。

そこで1枚パチリ。

写真を見せられたNさん、かなりショックなご様子でした(笑)。







ウエスト位置を高くしておかないと 落ち着かないという方は

『深い股上』に仕立てるのですが、

お客様によっては ヒップラインが間延びして、お尻が垂れて見えたり。

それに履き心地も良くありません。

あなたのヒップラインは 大丈夫ですか?(笑)

奥様と一緒になって集中攻撃をしてごめんなさい。

でも、、楽しかったです♪(笑)